今日も主食はカロリーブロック

ラブライブ!やラブライブ!サンシャイン!!に関することを、時折思いつきで書いていこうと思います。

あるがままの気持ち信じて

はじめに

 とか、そういうのは今回はないです。

 

・面白い合同誌が、サークル「紙袋works」様より出ております。

kamibukuroworks.wixsite.com

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 参加させていただきまして、ちゃんと時間をかけて考えたやつはそっちにあります。ぜひに。(まだ本日時点で委託販売の在庫が残っているようです。)

 

・というのはさておき。

 アニガサキの二期がはじま……え、明日? もうそんな時期ですか?

 

 これはもうずっと言っているんですけど。

 私は栞子もミアもランジュも、結構前から好きなんですよ。

k-block.hatenablog.com

(え、この栞子の記事って2年も前なの?)

 そんな話を、深く考えずに感じたまんま書いてみようかなと。

 

 栞子の話は基本的に上のブログで書いたことをメインストーリーで答えあわせていった形なので、アニメはアニメでどうなるかはフラットに楽しみだなあというところで。

 うん、改まって書くことは特になくて。

k-block.hatenablog.com

これが一年前、もマジか。

 ミアについても、大体はこの記事に書いてあることが全部かな〜。

 ただですね。彼女は璃奈との関わりが結構強調して描かれがちなのですが、実は“あなた”と認め合うようになっていく中でのフランクな友人関係が、年齢とか実力とか知名度とか経験とか関係なく、ただ二人の間柄の空気って感じがして好きなんですよね。

 スクスタのセカンドシーズン、彼女のアツいところはすごくオススメです。

 アニガサキだと短いクールの中でどうやって表現されるかな〜。私的ハードルがすごく高い。たのしみ。

 

・で、本命の話を。

 んで、ランジュの話をしたいんですよ。

 ランジュの話というよりは、ごちゃごちゃしているときにランジュを見て感じたこと、ですね。

 あんまり気持ちのいい話じゃないなあと思う方もいそうな話で。

 まあでも、「どこかでこういう印象を持った」っていう、過去の話として。

 

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 これが2020年12月1日のツイート。

 ミアの言い方を借りれば、かすみを子犬ちゃんだとして、ランジュはめっちゃ戯れてくる大型犬みたいなとこありますけど。

 

 ラブライブ! って、当たり前ですけど商業作品というか、まあぶっちゃけ売り物なんですよ。受け入れられるものが、ある意味では正義といえる。

 正直、スクスタのセカンドシーズンに拒否反応があるよっていう声、すごく大きかったじゃないですか。多いかは知らないけど、大声であったのは間違いないと思っている。

 

 ランジュってすごくニジガク的というか、

「しっかり競争するよ」

「自分が良いと思ったものは、良いってハッキリ言うよ」

「良くする手段があるなら迷わずそうするよ」

っていう、ザ・競争力みたいな子なんですよね。最初からそう。

 作中ではシンプルな「パフォーマンスのクオリティ」っていう物差しで勝てる相手がいないから「ただ身勝手」みたいな印象がつきがちかもしれないけれど、意外なほど彼女は人の意見に対して素直なんですよ。良いと思ったものであれば。

 

 なんですけど、そんなランジュや彼女の起こした行動に対してだったり、それに応えたメンバーの意思だったりに対して、そういうものを受け入れられない、そんなものはラブライブ! じゃない、みたいな声がね。作中でも、作品への感想でも、そう。

 もちろん、ランジュの行動は目を覆うようなものだったと思うし、ニジガクのメンバーがランジュに反発するのは、わかる。

 でも、なんていうかな。「この声の主は、ニジガクのスクールアイドルを見たいんだろうか。それとも、自分の思い通りになるものを見たいんだろうか」みたいに、その時の私は考えていて。

 うーん。今はそのどっちでもないんじゃないかな、と漠然と考えているけれど。*1

 

 なんだかね。

 最近、「これはラブライブ! ではないぞ!」っていう声をあげる(あげていた? 今はどうなんでしょうね。)のは、ランジュが「パフォオーマンスの質を上げる方法があるのに、みんなどうしてそうしないの?」と言っているのと、大して変わらないんじゃないか、と思うんですよ。

 

 ランジュの場合は、能力が高すぎたり、前向きに進む能力が高すぎたり、自分を絶対の基準にしてしまうきらいがあったり、そんな背景があっての爆走っぷりだったわけですが。

 それでも彼女なりに、気持ちを受け取ってもらえることは嬉しいし、挑戦の気持ちをぶつけれられたら燃えるし、そういうコミュニケーションを通してバランス感覚を身につけていっている。

 

 ニジガクのファンはかくあるべき、という定義は無いとは思うんですけど。いつの彼女たちが好きとか、常に今が好きとか、そういうのは当然、人それぞれでいいとは思う。

 とはいえ、どういう言葉を発するか/どう行動するか というのは、響きやすい内容であればあるほど、考えなくてはいけないし。攻撃的な言葉は、特に。*2

 

 んで、割といつもそうなんですけど、ラブライブ! って「で、君らはどうする?」って問いかけてくるコンテンツではあると思うんですよ。

 ここ一年くらいで、一番それを強烈に感じさせてくれたのは、私にとってはランジュだったなあ。と、振り返ってふんわりと、思う。

 それって、ランジュの姿がみんなの刺激になって高め合っていくニジガクを見ていても思うし、じゃあ私は? とも思うし。

 

 今は「これやりたい!」ということを何かしているかというと、特にしていないんですけど。

 でも、ランジュとミア、栞子がそうしていたように、自分のいいと思うものをぶつけ合いながらひとつの音楽を作るのも楽しいですし。また、何かそういう熱さを感じたいなあ。

 私が企画するかわからないけれど。誰かが企画してくれるのに乗っかって見たい気持ちもある。ただ、曲作りだと企画者から求められそうなスキルは……持ってないなあ。

 

 自分がどうあるか。他人にどうあるように望むか。どういう姿勢で“楽しい”を追いかけるのか。

 月並みなんですけど、スクスタのランジュから、自分が思っている以上に色々な気持ちをもらっていたのだなあと、ブログを書き始めてから気づいた。

 

 ので、アニガサキ二期も楽しみです!(まとめ方が急に雑

 

・終わりに的なやつ

 本当にこれ、居酒屋で話題に困ったときにするくらいの話なんですけどもね。

 ランジュについて、客観的に書こう書こうと思っているうちにセカンドシーズンが終わり、「今から書いたら、二次的なエンタメというよりは、感想だよね〜」という気持ちから書かないままここに来て、変な感じで発散してしまった。ううむ。

 私は大のスクスタ党なので、メインストーリー大好き派なので、アニガサキがどうなるのかっていうのは複雑な心境ですけども、でもランジュやミアの話をブログに書くチャンスでもあるかもしれない。

 そう考えると、ちょっとワクワクですね。

 

 明日……「早く来週になってくれ〜〜〜!ここで終わらないで!次を見せて!」と思うに違いない。

 

 

ぶろっく

*1:そもそも、スクスタの物語を好まない方にだって色々な理由の方がいますからね。

*2:それってネットかリアルかとか、SNSのフォロワーが何人とか、著名人であるかとか、そういうことじゃなくて。私も気をつけなくてはいけないし。

「グズグズしてた過去に メッセージを送れるのなら」

はじめに

 お久しぶりでーす。ぶろっくです。

 Liella!は4月で初のCDリリースから一周年。めでたい。

 おめでたいなあという気持ちと一緒に、「え、一年経ってなかったの?」という気持ちがありますね。

 実はライブはほとんど追いかけていなくて、Blu-rayも購入できていないので、ちょっとこう、振り落とされそうな勢いですけど。

 この勢いが「ラブライブ! らしさ」でもあるのかもしれないなあとか、そんなことを思っています。

 

家族の話

 この夏から2期、彼女たちの未来に向けた物語が始まります。

 作中の彼女たちに思いを馳せるとき、彼女たちはどんな感情を抱いているんだろう、と考えることが多い。

 それっていうのは、「嬉しい」とか「悲しい」とかっていうジャンルというよりは、「こころの温度」とか「胸の締め付けられ具合」とかっていう感触みたいな部分。

 だからなのか分かりませんが、彼女たちがどういう経緯を辿って“イマ”に辿り着いたのかが、とても気になる。どんな人たちとの関わりが、登場人物たちを形作ったのか。

 

 で、家族。

 特にサンシャイン!! を見るようになって以降なのですが、家族のことを考えながら作品を見ることが比較的多いのかなあと、他の方と作品の話をしていて感じていて。

 例えば、Aqoursの曜ちゃんとご両親。千歌ちゃんの家族関係と、しいたけ。

 例えば、ニジガクの彼方ちゃんとその家族。

 

 おっと、今回はLiella!の話をするんでした。

 

可可と家族

 あまり上海の教育事情には明るくないのですが、少なくとも彼女の両親は教育熱心であることが語られています。

 可可のスクールアイドルと向きあう原点は「こんな風に自分の気持ちや、感じたことを自由に歌ってみたい」*1という気持ち。

 幸か不幸か、それまでワクワクする“何か”と出会えてこなかった可可。

 それは家庭環境に依るところも大きいかもしれない。けれどご両親も、彼女がやりたいことを見つければ、きちんとそれを応援する。きちんと日本で生活できるように送り出してあげるわけですからね。娘のことを一人の人間として応援してくれている感じが好感持てます。*2

「結果が出なかったら帰る」という約束*3からも個人的に優しさを感じます。

 おそらく可可がそれまで勉強ばかりをしてきたのは、親からすれば高い学歴を目指して欲しかったからでしょう。けれど日本に来てスクールアイドルをするというのは、そのルートからは外れることを意味している。

 さて、スクールアイドルとして結果を出したからといって将来に有利かというと、おそらくそんなことは全くありません。

 それでも可可に約束させたのは、自分の道に責任を持たせるためなのかなと。

 選んだ道に対してきちんと努力をして、親の自分達も納得させられるようになってほしい。親心ですねえ。

 当初の期限がどの程度だったかは分かりませんし、作中の雰囲気からだと一年間だったのかなあと想像しています。だとしたら、トライさせてあげて、でも元々努力してきたルートにも戻れるようにサポートしてあげるつもりだったんだろうなあ。

 

 個人的には、お姉さんがどんな立ち位置になってくるのかも楽しみですね。

「心配してくれている」というようなことは話にありましたが、シンプルに応援してくれているんだろうか。それとも、彼女は日本行きに反対していたのでしょうか。気になる……。

 

恋と家族

 家族のエピソードが最も印象的に描かれていたのは、やはり葉月家のことでした。

 中学生にして母を亡くし、過剰ともいえるくらい強く振る舞おうとする恋。

 

 これはニジガクの彼方なんかにも共通する部分なのですが、「背伸びをすることで精神的に無理をしている」っていう自覚があんまり無いんですよね。

 必要なこと。当たり前のこと。ちょっと現実を受け入れすぎというか。守るべき環境に対して自分の果たすべき役割が明確で、それなりにうまくこなせてもしまうから、変に疑問を持たないというか。早とちりしがちというか。

 ただ、恋の母……葉月花さんは、実のところ結構お茶目な性格なんだろうなと思うんですよね。理事長なんかは迷惑掛けられ慣れているような印象を受けますし……。

 ある意味で穂乃果や千歌のような、周囲の人を巻き込んで、助けられて、新しい景色を見せていく、そんな人だったんだろうなあ。

 そういえば「何も言わないでほしい」「ただあの子が自分で決めるのを見守っていてほしい」*4と言い残していたことは、先ほどの(ぶろっく脳内の)可可の親と通じるものがありますね。

 Liella!ファミリーズ、かなり子どもたちを一人の人間として尊重していて、推せるな……。

 

 恋やサヤさんの前ではしっかりした清楚マザー(?)だったのかもしれませんが、チビなんかは色々な表情を見てきたんだろうなあ。よく飼い犬は飼い主に似ると言いますが、チビは花さんの影響を濃く受けているんじゃないかと思っています。

 そんなチビが、一人だけの屋敷になった時期も、Liella!のメンバーとともに恋の心をさせ得続けていたのかなと思うと、なんだか花さんの気持ちがここでもつながっているんだなあと想像が膨らみます。

 

終わりに

 てなことで、ひどく久しぶりのブログでした。短い!

 すいちゃんの1stソロライブの記事以来ですか。今年入って初めての記事ですね。

(その星街すいせいさん、今日オンラインで無銭ライブやるらしいですよ。……たぶん私はリアタイしてます。うめぇんだ歌が。)

 

 今回はこちらのタグ企画に乗っかって。

torys.hatenablog.jp

 タイトルは、ハッシュタグと同じ曲の歌詞から持ってきました。意味は特にない。

 

 企画者のひとりのぎぬまさんに「書くことないよ〜」って言ったら、

「ぶろっくさんはそう言うと思いました、でも書きますよね」

って言われました。私のことなんだと思ってるんですか。書いたけど。

 あんまり話題に出していないだけで、作品としてはしっかり好きだし、たくさんの想いを受け取りながら観られる作品ですよね。

 1年での濃度が半端ない。今後が楽しみですね。

 毎週ブログ? 書けるかなあ……。

 

 

ぶろっく

 

*1:第3話より

*2:娘が最低でも二人、教育熱心なところを鑑みると、それなりに経済的に豊かでもあるのかもしれませんね。

*3:第10話より。

*4:第8話より

星街すいせい1stライブを配信で観た話。

  • はじめに
  • 「星街すいせい」とは
  • ライブの話
    • 開演~
    • ゲストコーナー
    • ~終演
    • アンコール
  • 終わりに

はじめに

 こんにちは、ぶろっくです。

 先日視聴した1stライブ「Hoshimachi Suisei 1st Solo Live "STELLAR into the GALAXY" Supported By Bushiroad」が予想以上によかったので、たまにはライブレポートっぽいものを書いてみようかなと。

 ぽいもの、であって、そのものではないです。念の為。どちらかというと、楽曲紹介記事に近いかもしれない。

 

 なんとこのライブのアーカイブチケット、11/21まで見れるんですよ!*1

 1ヶ月ですって!なげえ!

 

 詳細な経緯は省略しますが、私が彼女の曲を聴き始めたのは多分9月下旬頃。このライブが10月21日に行われたものなので、いわゆる「ご新規さん」の立場で鑑賞したわけですね。

 ライブ自体は現地にも観客を入れた状態で行われていて、とはいえ私はチケットを持っておらず。それでもすごかった。序盤はYoutubeでも試聴できますので、よろしければ。


www.youtube.com

(本編30:00より。)

 

 なお、当該公演におけるスクリーンショットは「Hoshimachi Suisei 1st Solo Live "STELLAR into the GALAXY" Supported By Bushiroad」の注意事項より、各種SNSでの感想投稿が認められています。

●カメラ・スマートフォン・パソコンなどによる配信画面の動画録画・録音や動画サイトなどへの無断転載・データ共有は固く禁止させていただきます。
(ただし、配信画面のスクリーンショット(静止画)撮影ならびに撮影したスクリーンショットの各種SNSでのアップのみ許可致します。)

INFO | Hoshimachi Suisei 1st Solo Live "STELLAR into the GALAXY" Supported By Bushiroad

(本記事でも、数枚のスクリーンショットを使用させていただいています。)

 Twitterハッシュタグ #かがやくほしまち で感想が投稿されておりますので、そちらも併せてお楽しみください。

 

 ……記事を読むよりライブ見た方が早くない? とか言ってはいけない。書いて残しておくことに意味があるのだ。

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スーパースター!! 第12話「Song for All」のこと。

はじめに

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 かわいい。まだこの辺りのいじりは「くどい」というところまで行っていない感じがしていいですね。

ラブライブ!スーパースター!!」も、今週で最終回。

 第二期も制作決定、ということは2年生編? など、これからの楽しみにも期待大ですね。

 いや、そもそもこれから怒涛のライブラッシュでした。楽しみましょう。

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スーパースター!! 第11話「もう一度、あの場所で」のこと。

はじめに

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 このサイト自体を見ていたのは衣装系統でと考えたら可可の可能性が高いでしょうか。普通のサイトなんですけどね。広告のバナーが大きすぎて心配にはなりますけど。

 ……いやあ、ネットリテラシー教育の重要性をひしひしと感じますね。

 

 今回は言葉にするより感じてくれと言わんばかりの、「あとは歌詞聞いてくれればそれです」みたいな回。何を書けと。私に。*1

 

「ひとり」ということ

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「夢は、新設された結ヶ丘女子高等学校の音楽科に進み、歌で、みんなを笑顔にすることです!」

(第1話より)

 この「みんな」が、実はすごい広い範囲のことを言っているのでは?という。

 かのんはスペイン人の祖母を持ち、父が翻訳家。彼女の歌で笑顔になった人物の中には、この祖母も含まれていたんじゃないかとか、ぼんやり考えています。

 歌でなら世界中が繋がれるって実感する何かを、経験していたのかもしれませんね。

 世界中にその歌声を響かせて、みんなを笑顔にする。確かにスクールアイドルなら、そんな夢のようなことも不可能ではないかもしれませんね。*2

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 個人的に歌声から表情が見えるっていうのは好きなんですけど、「かのんの歌ってこういう表情をしているんだろうな〜」って思わせてくれるような笑顔ですね。

 これはみんな歌いたくなっちゃう。

 

 結局、かのんがなぜ歌えなかったのか、明言はされていないんですよね。

 みんながいるから歌えるようになっていた、ということははっきりしているのですが、ではなぜ歌えなかったのか、は分からない。

 想像しているのは、かのんが自分を肯定してあげるための“何か”が足りていなかってんじゃないかな、ということ。そして、その鍵を握るのは第6話で千砂都が克服した弱さなのではないか、ということ。

 千砂都が憧れていた強さの半分は、もともと千砂都のものなんですよね。

 そのことに気づいたとき、本当に求めていたのは「ひとりでも平気な強さ」ではなくて、「かのんと一緒に、なりたい自分を叶えること」だったということにも気づきます。

スーパースター!! 第6話「夢見ていた」のこと。 - 今日も主食はカロリーブロック

 ひとりで何かを成し遂げるということは、精神的に誰にも頼らないということを意味しているのではない。

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 かのん自身が「ちぃちゃんが頑張ったみたいに、ひとりでやり遂げなきゃいけないんだよね」と語っています。

 彼女たちにとって「ひとり」は、お互いが心の支えになることを否定しているわけではないはずです。かのんが千砂都の窮地に現れ、そのやりとりを支えに千砂都が「ひとり」で結果を出したように。

 隣にいるときも、そうでないときも、互いが互いを想っている。その事実があるだけで、ひとりだけど、ひとりじゃない。

 

 そしてもう一つ。

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「いるはずだよ。あの頃のかのんちゃんが」

 今までの個人回で千砂都が、恋が、そしてすみれが見てきたもの。

 恋は母親の笑顔から、スクールアイドルに憧れていた。すみれも、ずっとステージに憧れてきた。

 千砂都にとっては、幼少期のかのんと、それに対して「負けたくない」と頑張ってきた千砂都自身。彼女は最も、その姿を見失わずに走り続けていましたね。

 大人になるうちに客観的に諦めかけていたことを、それでも追い続けること。根っこにある気持ちを、もっと大切にしてあげてほしい。

 人の雰囲気から「なんとなくだけど、こう思ってるんじゃないかな」というのを敏感に感じ取るのがかのんの特徴です。

 で、その幸せを叶えてあげたい、私に何かできることはないか、と行動できる。

スーパースター!! 第8話「結ばれる想い」のこと。 - 今日も主食はカロリーブロック

 かのんが今まで気づいてきたみんなの気持ち。かのん自身のそれにも気づいてあげてほしい、というのが千砂都の願い。

 かのんに足りていなかった“何か”は、みんなにとってのかのんのような存在で。でも、かのんと同じことはみんなにはできない。

 でも、今のかのんにはみんなの気持ちが感じ取れるから。自分の現状もそうだし、みんながかのんのことを想っていることにも、気づいていたのかもしれないですよね。

 誰の気持ちに寄り添ってあげたらいいのか。そのことに気づいたかのんが自分のことを輝かせてあげられるのは、すごく納得。

 (伝わる人にだけは伝わるネタ。)

 

シンフォニー

 なんだろう、あとはもう……かのん視点の話って歌詞と歌声から感じ取るしかなくない? ちょっとブログにするのは……うん、語彙が足りないというか、文字情報にダウングレードしてまで書くことでもない気がする。割愛。

 

 妹が「ありあ」であることを考えると、彼女の名前が相対的に「複数の声がそれぞれに始まり、同じ音を別々に重ねていく」という意味を持っていることへの面白さを感じますね。

 本来の彼女がそうした音楽を得意とするのであれば、失敗を繰り返してきたのが常にソロで歌うパートだったことも無関係ではないのかもしれません。とはいえ、自然体のソロで少なからずファンを獲得しているのも事実なのですが。

スーパースター!! 第1話「まだ名もないキモチ」のこと。 - 今日も主食はカロリーブロック

 どちらかというと、独唱はアリアのほう。

 かのんにとっての独唱は、その背景にみんなの姿がある交響曲なんだろうなあとか、そんなありきたりな感想を持ちました。

 

先生の話。

 ところで本題とは何も関係ないんですけど。

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 このシーンの、小学校の先生がですね。

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第7話より。

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第8話より。

 この辺りに写っていそうな気がしますよね〜。

 右上ショートカットの子? 下の右から2番目の子?

 そういうの想像しちゃう。

 

 もしそうだったら、結ヶ丘の理事長とも接点があるのかな、とか。

 それでいてかのん歌のことも、好きだってこと、そして歌えなかったことも込みで知っているから、呼びたかったのかな、とか。

「スクールアイドル」という呼び名に親しみがなかったのも、「今はそういう言い方をするんだ?」みたいに聞こえますし。

 友人の娘が成長して顔を見せてくれるのも激アツですよね。

 はい。全部私の想像ですけどね。そういう楽しみ方、大いにアリだと思います。自分で思うだけならね。

 

終わりに

 日に日に内容がふわふわしてくるのですが、こういう回は言語化がすごく難しい。最初から内容がほとんど整頓されているからね。

 それでいいのか高校生、というツッコミは多々あるんですけど。そういうのは……野暮ってもんでしょう?

 

 次回、最終回。

 相変わらずというか、何を書いたらいいのか迷う気がしますけどね。

 作中の時間は我々の感覚より遥かに進んでいて(何しろマフラーの季節です)、じゃあ我々の知らないところの物語がたくさんあるんだろうなあ……とか、そんなことを考えながら放送を迎えられたらと思っています。

 

 ちなみに、毎週ブログ書かなくなったら……色々やるんだろうなあ。

 最近はマダミスのGMをしたり、作詞もまたモチベーションが上がっているし、二次創作もしようと思っているし、歌詞のブログも何本か書こうと思っているものはあるのでね。

 色々、自分のやりたいようになっていきましょう。

 

 そういえば、Blu-rayをまだ買えていないのですが……店舗特典はどこで揃えたらいいでしょうかね?

 

ぶろっく

 

アニメ画像の出典:記載の無い場合、すべてラブライブ! スーパースター!! 第11話(©2021 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!)より

 

*1:アニガサキのブログ後半くらいからこの傾向はありましたが、話の軸が一本で、しかも特に大きな謎も残さず、普通に「そういう流れね」って初見で分かってしまうと、それ以上何を再構成して解釈を進めるべきか考えた時「何もなくね?」となってしまう。しょーもない話するだけならTwitterでいいしなあ。

*2:事実、作中で「レジェンドスクールアイドル」とされているらしきμ'sはその魅力を世界に発信することに成功しているわけですからね。

スーパースター!! 第10話「チェケラッ!!」のこと。

はじめに

 こんにちは、ぶろっくです。

 昨晩、この「はじめに」以外が全て吹っ飛んだので、巻きでお送りします。

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 目黒クロクロガールズ、たぶん都立桜修館中等教育学校がモデルなんじゃなかろうか。*1

 考えてみたら、もともと「オリジナル曲でしか出られない」というのも参加校を絞るためでしたね。参加校を減らす方向の部活動大会ってどうなんです?

 

*1:「桃の木坂」が目黒区柿の木坂を指していると思われ、その柿の木坂に隣接している目黒区内の高校がそこなので。

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スーパースター!! 第9話「君たちの名は?」のこと。

はじめに

 こんにちは、ぶろっくです。

 こう、ストーリーがすんなり進むと「書くことなくない……?」となってしまうタイプ。

 何でそうなったんだろう? というのがあまりなくて、まあそうなるよなあ、というのが全体の印象ですね。好き嫌いでいえば好きですが。

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