今日も主食はカロリーブロック

ラブライブ!やラブライブ!サンシャイン!!に関することを、時折思いつきで書いていこうと思います。

スーパースター!! 第11話「もう一度、あの場所で」のこと。

はじめに

f:id:K-block:20211015205211p:plain

 このサイト自体を見ていたのは衣装系統でと考えたら可可の可能性が高いでしょうか。普通のサイトなんですけどね。広告のバナーが大きすぎて心配にはなりますけど。

 ……いやあ、ネットリテラシー教育の重要性をひしひしと感じますね。

 

 今回は言葉にするより感じてくれと言わんばかりの、「あとは歌詞聞いてくれればそれです」みたいな回。何を書けと。私に。*1

 

「ひとり」ということ

f:id:K-block:20211015230935p:plain

「夢は、新設された結ヶ丘女子高等学校の音楽科に進み、歌で、みんなを笑顔にすることです!」

(第1話より)

 この「みんな」が、実はすごい広い範囲のことを言っているのでは?という。

 かのんはスペイン人の祖母を持ち、父が翻訳家。彼女の歌で笑顔になった人物の中には、この祖母も含まれていたんじゃないかとか、ぼんやり考えています。

 歌でなら世界中が繋がれるって実感する何かを、経験していたのかもしれませんね。

 世界中にその歌声を響かせて、みんなを笑顔にする。確かにスクールアイドルなら、そんな夢のようなことも不可能ではないかもしれませんね。*2

f:id:K-block:20211015232255p:plain

 個人的に歌声から表情が見えるっていうのは好きなんですけど、「かのんの歌ってこういう表情をしているんだろうな〜」って思わせてくれるような笑顔ですね。

 これはみんな歌いたくなっちゃう。

 

 結局、かのんがなぜ歌えなかったのか、明言はされていないんですよね。

 みんながいるから歌えるようになっていた、ということははっきりしているのですが、ではなぜ歌えなかったのか、は分からない。

 想像しているのは、かのんが自分を肯定してあげるための“何か”が足りていなかってんじゃないかな、ということ。そして、その鍵を握るのは第6話で千砂都が克服した弱さなのではないか、ということ。

 千砂都が憧れていた強さの半分は、もともと千砂都のものなんですよね。

 そのことに気づいたとき、本当に求めていたのは「ひとりでも平気な強さ」ではなくて、「かのんと一緒に、なりたい自分を叶えること」だったということにも気づきます。

スーパースター!! 第6話「夢見ていた」のこと。 - 今日も主食はカロリーブロック

 ひとりで何かを成し遂げるということは、精神的に誰にも頼らないということを意味しているのではない。

f:id:K-block:20211015234354p:plain

 かのん自身が「ちぃちゃんが頑張ったみたいに、ひとりでやり遂げなきゃいけないんだよね」と語っています。

 彼女たちにとって「ひとり」は、お互いが心の支えになることを否定しているわけではないはずです。かのんが千砂都の窮地に現れ、そのやりとりを支えに千砂都が「ひとり」で結果を出したように。

 隣にいるときも、そうでないときも、互いが互いを想っている。その事実があるだけで、ひとりだけど、ひとりじゃない。

 

 そしてもう一つ。

f:id:K-block:20211015234930p:plain

「いるはずだよ。あの頃のかのんちゃんが」

 今までの個人回で千砂都が、恋が、そしてすみれが見てきたもの。

 恋は母親の笑顔から、スクールアイドルに憧れていた。すみれも、ずっとステージに憧れてきた。

 千砂都にとっては、幼少期のかのんと、それに対して「負けたくない」と頑張ってきた千砂都自身。彼女は最も、その姿を見失わずに走り続けていましたね。

 大人になるうちに客観的に諦めかけていたことを、それでも追い続けること。根っこにある気持ちを、もっと大切にしてあげてほしい。

 人の雰囲気から「なんとなくだけど、こう思ってるんじゃないかな」というのを敏感に感じ取るのがかのんの特徴です。

 で、その幸せを叶えてあげたい、私に何かできることはないか、と行動できる。

スーパースター!! 第8話「結ばれる想い」のこと。 - 今日も主食はカロリーブロック

 かのんが今まで気づいてきたみんなの気持ち。かのん自身のそれにも気づいてあげてほしい、というのが千砂都の願い。

 かのんに足りていなかった“何か”は、みんなにとってのかのんのような存在で。でも、かのんと同じことはみんなにはできない。

 でも、今のかのんにはみんなの気持ちが感じ取れるから。自分の現状もそうだし、みんながかのんのことを想っていることにも、気づいていたのかもしれないですよね。

 誰の気持ちに寄り添ってあげたらいいのか。そのことに気づいたかのんが自分のことを輝かせてあげられるのは、すごく納得。

 (伝わる人にだけは伝わるネタ。)

 

シンフォニー

 なんだろう、あとはもう……かのん視点の話って歌詞と歌声から感じ取るしかなくない? ちょっとブログにするのは……うん、語彙が足りないというか、文字情報にダウングレードしてまで書くことでもない気がする。割愛。

 

 妹が「ありあ」であることを考えると、彼女の名前が相対的に「複数の声がそれぞれに始まり、同じ音を別々に重ねていく」という意味を持っていることへの面白さを感じますね。

 本来の彼女がそうした音楽を得意とするのであれば、失敗を繰り返してきたのが常にソロで歌うパートだったことも無関係ではないのかもしれません。とはいえ、自然体のソロで少なからずファンを獲得しているのも事実なのですが。

スーパースター!! 第1話「まだ名もないキモチ」のこと。 - 今日も主食はカロリーブロック

 どちらかというと、独唱はアリアのほう。

 かのんにとっての独唱は、その背景にみんなの姿がある交響曲なんだろうなあとか、そんなありきたりな感想を持ちました。

 

先生の話。

 ところで本題とは何も関係ないんですけど。

f:id:K-block:20211015225805p:plain

 このシーンの、小学校の先生がですね。

f:id:K-block:20211015212408p:plain

第7話より。

f:id:K-block:20211015212338p:plain

第8話より。

 この辺りに写っていそうな気がしますよね〜。

 右上ショートカットの子? 下の右から2番目の子?

 そういうの想像しちゃう。

 

 もしそうだったら、結ヶ丘の理事長とも接点があるのかな、とか。

 それでいてかのん歌のことも、好きだってこと、そして歌えなかったことも込みで知っているから、呼びたかったのかな、とか。

「スクールアイドル」という呼び名に親しみがなかったのも、「今はそういう言い方をするんだ?」みたいに聞こえますし。

 友人の娘が成長して顔を見せてくれるのも激アツですよね。

 はい。全部私の想像ですけどね。そういう楽しみ方、大いにアリだと思います。自分で思うだけならね。

 

終わりに

 日に日に内容がふわふわしてくるのですが、こういう回は言語化がすごく難しい。最初から内容がほとんど整頓されているからね。

 それでいいのか高校生、というツッコミは多々あるんですけど。そういうのは……野暮ってもんでしょう?

 

 次回、最終回。

 相変わらずというか、何を書いたらいいのか迷う気がしますけどね。

 作中の時間は我々の感覚より遥かに進んでいて(何しろマフラーの季節です)、じゃあ我々の知らないところの物語がたくさんあるんだろうなあ……とか、そんなことを考えながら放送を迎えられたらと思っています。

 

 ちなみに、毎週ブログ書かなくなったら……色々やるんだろうなあ。

 最近はマダミスのGMをしたり、作詞もまたモチベーションが上がっているし、二次創作もしようと思っているし、歌詞のブログも何本か書こうと思っているものはあるのでね。

 色々、自分のやりたいようになっていきましょう。

 

 そういえば、Blu-rayをまだ買えていないのですが……店舗特典はどこで揃えたらいいでしょうかね?

 

ぶろっく

 

アニメ画像の出典:記載の無い場合、すべてラブライブ! スーパースター!! 第11話(©2021 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!)より

 

*1:アニガサキのブログ後半くらいからこの傾向はありましたが、話の軸が一本で、しかも特に大きな謎も残さず、普通に「そういう流れね」って初見で分かってしまうと、それ以上何を再構成して解釈を進めるべきか考えた時「何もなくね?」となってしまう。しょーもない話するだけならTwitterでいいしなあ。

*2:事実、作中で「レジェンドスクールアイドル」とされているらしきμ'sはその魅力を世界に発信することに成功しているわけですからね。