今日も主食はカロリーブロック

ラブライブ!やラブライブ!サンシャイン!!に関することを、時折思いつきで書いていこうと思います。

ニジガクMW・6「Fire Bird」のこと

 

はじめに

 こんにちは、ぶろっくです。

 

 

 暑くなってきましたね。 

 そんな季節を見計らってか、「ニジガクみゅ〜じっくウィーク!」六週目。

 


【ニジガクみゅ〜じっくウィーク!〜6週目〜】Fire Bird / 朝香果林(CV.久保田未夢)

 

 Fire Bird*1です。

 情熱的な、炎の舞。

 これぞ朝香果林! というような曲ですね。

 

 

 

歌詞

瞳に焼きつけて
炎のように踊る もう狂おしいほどに
誰にも消せないDream

 貴方にはDreamを瞳に焼き付けてほしい。

 どんなDreamかというと、「炎のように」「狂おしい」ような踊り。

 つまりこのライブをしている、曲を聞いている、そういう時間。

 

 この辺り、形は違えど彼方と共通する部分もありますね。

 というか、多かれ少なかれスクールアイドルの「夢」はそうやって歌詞に登場している気もします。

 

 

汗が滴る 濡れた素肌に
思うがまま身体うねらせる

 

 ここは「濡れた素肌に、汗が滴る」というのが本来の文脈じゃないかと思います。

 そうすると、アツいパフォーマンスをする果林の姿が、くっきり浮かび上がってくる気がします。

 

 順番って怖いなあと思うのですが、「汗が滴る濡れた素肌」っていう表現、なんというか……扇情的ですよね。

 濡れた素肌に身体うねらせるって、もうそういう意味にしか聞こえないですもんね。

 それがまた、果林のパフォーマンスを表現するのに良い歌詞なんです。素晴らしい。

 

目が合うだけでまた加速する
熱を増した夢は止まらないわ

 

 加速するのは「熱」ですね。目が合うとドキドキします。

 そうやってドキドキを高めていったライブステージ(夢)、ボルテージがどんどん高まっていく。

 

 さて。果林の曲、特に「Starlight」*2では観客、あるいは会場の雰囲気、そういったものの盛り上がりを描いていました。果林はそれを導くパフォーマーという印象。

 が、「Wish」*3を経たからか、この「Fire Bird」では果林自身の盛り上がりについてもここからの歌詞で描かれていきます。

 

もう籠の中の鳥はやめたのよ
高く高く自由に空を羽ばたいてる

 

 籠の中の鳥。

 この歌詞が意味するところを厳密に推し量ることは現状では難しいのですが、おそらくキズナエピソードで描かれることになる、果林が自身のパッションを解き放つストーリーに関わる部分でしょう。

「高く高く自由に空を羽ばたいてる」という歌詞は、Starlightの「このステージへFly! Fly! さあ!」の辺りに対応していると思われます。

 ただ、その主語は果林ではない。ここでは詳細を詰めることはしませんが、おそらくは果林に導かれたなんらかのStarlightに対しての言葉です。

 

 今回は、実際に飛ぶのは果林です。

 パッション系の近しい歌詞かと思いきや、かなり毛色の違う歌詞になっていそうですね。

 

 余談ですが、果林のイメージカラーは青。

 青色の籠の中の鳥が解き放たれるラブライブ!シリーズの曲といえば……そういえば、あの曲もCarlos K.さんの作曲でしたね。

 曲調自体はμ'sの絵里をセンターに据えた曲に近い部分も感じますが、その辺り、かなりバチバチした曲なのかもしれない。

 

 

熱く燃えたぎる翼に
本気の舞いをも(もう?)乗せて

 

 ここ、正直聞き取り段階では歌詞がちょっとわからない。

 でも、「舞をも」「舞をもう」のどちらで読んでも、「これまで翼に乗っていたのは、果林の舞いではなかった」という歌詞にはなりそうです。

 これまでは煽りのような形で「飛ぶ」という表現が用いられてきましたが、今回は果林自身の羽ばたきで魅せてくれています。

 翼といえば羽根、スクールアイドルとしては……うん、無視できないものがありますね。遊びじゃない。本気ですね。

 

 StarlightばかりではなんなのでWishの話もすると、翼に対応していそうな言葉は「腕」「手」ですね。

 籠の鳥と合わせて考えると、果林の巣立ち、殻を破る曲っぽさもこの辺りから感じ取れます。

 

 

胸に宿るこの魂
共鳴して生まれるリズム

 

 Wishの話が出たので続けると、あの時は「胸に飛び込めない もしも生まれ変われたら」という歌詞だったのが、ここでは共鳴しあっています。

 なんだか、果林と“わたし”との胸の鼓動が共鳴しているようですね。釘付けです。

 

 

瞳に焼きつけて
炎のように踊る もう狂おしいほどに

誰にも消せないDream

 

 ここだけではないのですが、歌詞中に何度も「もう」という歌詞が出てくるのが気になります。

 果林も何かを変えようとしていて、これはその決意の曲なのではないでしょうか。

 

 ここ、読み方としては「炎のように踊るから瞳に焼き付けてね、狂おしいほどに消せないDreamを」という風でも良いかもしれません。歌詞ってそういうところが結構ふわふわしているので、読んでいていろいろな可能性があって楽しいですね。

 

 

タイトルについて

 果林のキズナエピソードで描かれている物語をベースにするなら、蘇るという意味合いで「Phoenix」でもよかったかもしれません。

 そうではなくて「Fire Bird」なのは、スクールアイドル(Bird)の中の、ひときわ熱く燃え上がっているのが果林だ、ということなのかもしれません。「○○ Bird」という形にする必要があったのかも。

 

 ……タイトルを聞いて、最初にスマブラのファルコ(申し訳ないことに、原作はプレイしていない。)を連想してしまったのは内緒。

 

 

終わりに

 駆け足になってしまいましたが、こんなところで。

 果林ちゃんの曲は視点が難しいものが多くて、この曲は比較的その点では読みやすいはずなのですが、いかんせん前2曲の解釈をもとにしようとすると、それだけで難しさの再生産が行われてしまう。 

 

 よくわからんな〜と思われた方、是非とも「Starlight」の歌詞を読んで、「Starlightって何を指した言葉なんだろう」を考えてみてください。

 それが多分、この曲のフルに対する一番の準備になるはずです。

 

 

 今週まで毎週、更新日の当日に更新してきましたが……

 来週は個人的な仕事の都合で、当日更新は難しいかもしれません。できたとしても、スマホでの編集ですね。

 ではまた。

 

 

ぶろっく

 

  

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*1:作詞:BEATNINE 作編曲:Carlos K.

*2:作詞・作曲:BEATNINE

*3:作詞:BEATNINE 作曲:Carlos K. 編曲Carlos K.、JOE