(追記:アルバム「Just Believe!!!」の発売後、フルの歌詞についても記事にしました。そちらもよろしければ。)
はじめに
こんにちは、ぶろっくです。
前田さんと楠木さんのASMR*1生放送を聴きながら書いています。
これ、この記事を書きながらっていうのは……実質がさらじなのでは?*2
さ、「ニジガクみゅ〜じっくウィーク!」五週目です。
きました。
【ニジガクみゅ〜じっくウィーク!〜5週目〜】Märchen Star / 近江彼方(CV.鬼頭明里)
Märchen Star*3です。
はい、かわいい。
眠りに誘う、それでいて体がリズムを取りたくなる、そんな曲ですね。
では、歌詞を読んでいきましょう。
歌詞
夢の世界へお連れする魔法 かけちゃいましょう
あなたはだんだん眠くなる ほら
最初の歌詞が眠りへの導入なのは、前二曲と同様ですね。
自分が眠る→みんな(あなた)が来る、と来ていましたね。
今回は「彼方が眠りへ誘う」という歌詞です。
そうすると、この曲は今まで以上に“スクールアイドルとして能動的に歌う”という曲なのかな?
ふわふわ まくら雲と
お菓子の街 見下ろして
プラネタリウムの空飛びまわろうよ
ふわふわ枕は安眠アイテム。安心できることは大事だよね。
お菓子は得意なこと。転じて、自分に自信を持てること。
プラネタリウムは、人の力で夜の時間、つまり夢をみる時間を作り出した場所。
ここでは、彼方の夢の特徴が描かれます。
この「夢」の定義は次の歌詞に譲るとして、その特徴は
・リラックスして見るもの
・自信を持つもの
・(上二つを前提に)自分の意思で変えられるもの
なんです。
これを踏まえて、次へ。
どんな夢だってね
みんながいてくれるから 叶えられちゃう
ここはそんな場所なのです
この「夢」はどういう風に解釈したらいいか。
叶えるという言葉が入っていることから、単純な「眠りながら見る夢」というだけではなさそうですね。
ストーリー・夢:叶えたいこと、願いごと
「My Own Fairy-Tale」をきちんと読む。 - 今日も主食はカロリーブロック
これは以前ブログ記事で書いた「夢」の解釈。
今回は、一旦この解釈を流用しましょう。フルで読み解いたら変わるかもしれませんが、同じ方の作詞、どちらもキズナエピソード挿入歌、という共通点はあります。
実際、この曲の歌詞はこれまでの曲の読み解きとキズナエピソードの読み直しによって、大部分「彼方ならそう言うよね」という納得感を得られると思います。
また「夢の世界」という冒頭の歌詞が、ここの「場所」にかかっているようですね。
この世界は、彼方の夢の世界。
ここでの彼方の夢は、すでに配信されているキズナエピソードから想像すると
「みんなが応援してくれる→彼方がスクールアイドルでいられる(わがまま)→彼方ちゃんの歌でみんなが笑顔になれる→それを見た彼方ちゃんが幸せな気持ちになる」
といったこと、でしょうか。
今後のストーリーのタイトル「すやすや大成功!」「夢の国の彼方」から想像するのもいいですね。
この「夢の世界」は、彼方がスクールアイドルとして、めいっぱいの表現ができる場所とみて良さそうです。
お星さま掴んで
プレゼントさせてほしいの
いつでも頑張れるお守りだよ
Märchen Star
文脈から当然、プレゼントするのは彼方です。
彼方がこの曲を聴いている人にプレゼントするのは、お守り。
このお守りの中身は「お星さま」「Märchen Star」です。
さて、お星さまはキラキラ輝くものの例えでしょうか。*4
彼方が輝いていると感じるもの……彼方から見える、それでいて相手に渡すことができるもの。
これ、直前の歌詞の続きを言っているのではないでしょうか。
あなたの笑顔で彼方ちゃんが笑顔になる。
この姿を見たあなたが、今日のことを思い出していつでも頑張れたらいいな。
彼方のパフォーマンスが、見てくれる人の笑顔を作るのがひとつ。
そして、見方を変えると「あなたの笑顔が巡り巡って、またあなたの笑顔になるんだよ」
そんな温かい気持ちを伝える歌詞だと思ったら……素敵ですね。
かわいい。
タイトル
こうやって読んでくると、タイトルの「Märchen Star」は
私の夢、あなたの笑顔
みたいな意訳がいいでしょうか。「笑顔」ってよりは「姿」かな?
Märchenはドイツ語の「おとぎ話」で、前回のFairy-Taleにも通じるところはありますね。
Fairy-Taleはどちらかといえば「昔話」、Märchenは「童話」というようなニュアンスなのでしょうかね?
すると、より感情のやりとりがリアルタイム性を増しているのかもしれません。
終わりに
今回は彼方ちゃんのイメージ通りの曲がきたので、却って何を書くべきか悩みました。なんならここに書くことが一番思いつかない。
彼方ちゃんがスクールアイドルとして、応援してくれる人たちとどういったコミュニケーションを取りたいのか。
試聴部は、そういったところにフォーカスを当てた歌詞になっていると感じています。
こちらもぜひ。
ぶろっく