今日も主食はカロリーブロック

ラブライブ!やラブライブ!サンシャイン!!に関することを、時折思いつきで書いていこうと思います。

ニジガクMW・4「哀温ノ詩」のこと

(追記:耳コピ段階の記事ですが、歌詞は修正せずそのままにしておきます。)

はじめに

 こんにちは、ぶろっくです。

 ライブグッズの発表もありましたね。私も彼方ちゃんのグッズが可愛かったので、ついつい購入してしまいました。

 

 さ、「ニジガクみゅ〜じっくウィーク!」も中盤。四週目です。

 

 

 今週はエマ・ヴェルデちゃんの「哀温ノ詩」*1です。

 

www.youtube.com

 

 巷では愛ちゃん読みが主流でしたが、まあ、ランダムって言われていましたからね!

 しかし……エマちゃんの歌、本当に優しくて素敵な音だなあ。

 歌詞はシンプルで、でも深みがある。

 仮名遣いや漢字など、歌詞カードを見て初めてわかることもありそうですね。

 

 では、歌詞を読んでいきましょう。

 

 

タイトル

 タイトルの「哀温ノ詩」ですが、「哀温」という言葉は聞きなれませんね。

 私も調べたのですが、いまいちピンとくるようなものは見つからず……

 いくつかの意味を内包した造語と考えるのが適当かと思います。

(6/19追記:造語ではないらしいです。)

 

・“哀”と“温”の詩

 哀しいときがあって、あたたかいものがあって。

 あるいは、哀しいものの温度。その中で見つける温かなきもち。

 

 エマの哀しみ、というとピンとくるのは、まずは家族のこと。*2

 親やきょうだいたちのことが大好きなエマなので、同じ場所や時間を共有できない……ホームシックのような感情は、親しみのあるものかもしれませんね。

 

 それから何より、今後配信されることになるキズナエピソード。

 最近の数話では、エマが日本にくることになったきっかけに関連したストーリーが展開されてきました。

 今後配信予定のタイトルは「運命は突然に」「選んだ道」とあります。

 これから選ぶ道が、エマにとって、本当に大切なものになる……その中で彼女が“スクールアイドル”として培ってきたものはなんなのか、そんなことを再確認できる歌になっているのではないでしょうか。

 

・アイオーンの詩

「あいおん」っていう単語、なんだか聞いたことはあるぞ……とおもって検索をかけていたのですが、おそらくこれですね。

kod.kenkyusha.co.jp (最終閲覧 2020/6/18)

 

 私は「アイオーン」という概念をきちんと理解しているわけではないのですが、「人の生涯」といった意味を持つようです。

 スイスの宗教事情には疎いのですが、エマはキリスト教圏の出身なのかな。

 

(・愛/音など、同音異義語の存在)

 あくまで耳コピ段階ですが、「愛を」という風に聞こえるパートがあります。

「あい」「おん」と同じ読みを持つ漢字はたくさんあるので、そのどれかはフルの歌詞でも大切になってくるかもしれませんね。

「音」とか「恩」とか。「怨」はよして

 

 では、歌詞本編へ。

 

歌詞

堪えた涙 流したいなら
溺れるくらい流し切ればいい

 

 この歌詞がどんな経緯で生まれたのかは、まだ分かりません。

 ただ、エマと涙、というと……私の中ではスクフェス組特別ストーリー「頼って!しずくちゃん」を連想します。*3個人的に、この一連のストーリーは彼方・エマ・しずくのことを知るために、是非とも読んでほしいですね。

 

「声繋ごうよ」*4で「幸せになろう 笑顔でLa La La La La」と歌っていたエマですが、それとは対照的な涙の歌詞です。

 キズナエピソード上でどんな心境の変化があったのか、見どころですね!

 

 

いつか今日を思い出したら
誰かに優しく ただなれればいい

 

「かけがえのない今日は 二度とこない!」というのは「Evergreen」*5の歌詞。

 同じ“今日”という単語でも、少し未来を見据えているようですね。

 

 涙を流すのも、優しくなるのも、歌詞の文脈的には聴き手に対する思いのように感じます。

 けれど、それぞれに対応する以前の曲の歌詞を踏まえると、「あなたにとっても、私にとっても」というニュアンスを持っているのではないかな、とも感じられる。

 

 私は誰かに寄り添ってもらって、溺れるくらいの涙を流した。

 今度はその人のように、誰かにただ優しくなりたい。

 

 そうやって優しくなれる人を、輪を広げていくスクールアイドル。

 それも、エマのひとつの姿なのかもしれませんね。

 

 

千歳(ちとせ)越え輝く愛を
千里(ちさと)越え 想い込めるから 

 

 高校三年生という年齢から、どうしたって進路選択という問題がついて回る。

 それはラブライブ!ラブライブ!サンシャイン!!でも描かれていて*6、虹ヶ咲ではどうなるんだろう……と思っているポイントでもあります。

 エマの場合、高校生になってから日本に留学しに来ているのですが、日本に残るにせよ、スイスに帰るにせよ、「土地を離れる」という選択を強いられるんですよね。

 なんて、そんなことを考えながら……。

 

 何かしらの別離とエマ、切り離せないエピソードなのかな。

 もちろん全く関係ない可能性もあって、ただ「人生の中で、どんなに時間も場所も離れていても、キラキラな気持ちは届くんだよ」っていう歌詞の可能性もあるんですけど。

 曲と歌の雰囲気から、あとタイトルから、どうしても色々考えちゃいますね。

 

 

わびし旅
奏で 包み込みましょう

 

「旅を奏でる」というのも綺麗な表現だなと思うのですが、「(うたを)奏でて旅を包み込む」とした方が、イメージは掴みやすい気がしています。

 

「わびし」はつらいとか、心細いとか、そんな意味ですね。ただ、「わびさび」のように趣を表現することもできる。

 「わびし旅」は人生のことを表現した言葉として捉えるのがいいかな、と思います。

 そうすると、「アイオーン」の意味とも繋がりますね。

 

 

温もりを伝え
誰よりそばで うたっていこう

 

 どんなものを奏でるのか、というのがここ。

 手や声を繋ぐという歌詞が出てくるエマの曲ですが、その表現がここでも。

 まさにエマのスクールアイドル像を表現しているわけで、「今の私だからこそ、これを詩に乗せられる」という言葉なのかもしれません。

 

 

終わりに

 今回、歌詞が非常にシンプルで(故に掘ればどこまでも掘れてしまう。塩梅が難しい。)、なかなか考察を深めるというところまでいけませんでした。

 キズナエピソードの今後の展開も気になりますが、その前に「これまでのスクールアイドル・エマ」を振り返り、もう一回この曲を噛み砕いて、それから今後配信のキズナエピソード……というのもいいかもしれませんね。

 

 

 スクフェス組特別ストーリーを読もう!(大好きなので宣伝

 

 

 

ぶろっく

  

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*1:作詞:Ryota Saito 作編曲:浦島健太、山本匠

*2:詳しくはスクフェスで誰でも読むことができるストーリー「笑って!エマちゃん」をプレイ!

*3:いや、あのお話で直接に泣かせたのは彼方ちゃんでしたが。

*4:作詞:Ryota Saito 作編曲:浦島健太、山本匠

*5:作詞作曲:Ryota Saito、近谷直之

*6:μ'sのことについては、実はSIDで少しずつ描かれている。