今日も主食はカロリーブロック

ラブライブ!やラブライブ!サンシャイン!!に関することを、時折思いつきで書いていこうと思います。

ニジガクMW・9「LIKE IT!LOVE IT!」のこと

 (歌詞は試聴時点の聞き取りでミスもありますが、そのままにしておきます。)

はじめに

 こんにちは、ぶろっくです。

 5月28日から始まった「ニジガクみゅ〜じっくウィーク!」も、九週目。

 満を持して! この人の登場です。

 


【ニジガクみゅ〜じっくウィーク!〜9週目〜】LIKE IT!LOVE IT! / 優木せつ菜(CV.楠木ともり)

 

 優木せつ菜「LIKE IT!LOVE IT!」*1です。

 

歌詞

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教室から飛び出した夢と 全力で追いかけっこ
たまに転んで空回りして 今は笑って話せるね

 

 教室での(そして家での)姿と、そこから「走り出した」 *2優木せつ菜としての姿。

 「教室」がスクールアイドルでない彼女の表現、「夢」は彼女の野望、「追いかけっこ」はCHASE!なので、スクールアイドルとしてのせつ菜の活動のこと?

 

 時に周囲に偽り、時に自分を誤魔化し。

 そうやってスクールアイドルを続けてきたせつ菜は、キズナエピソード第13話でようやく、仲間にも家族にも自分にも偽らない「スクールアイドル・優木せつ菜」になることができた、と言えるでしょう。

 

www.youtube.com

 

 今回は、それ以降最初の曲ですね。

 なぜかよく困難に当たっている印象の強いせつ菜。

 今の自分に自信がある、好きと言える姿でいられるからこそ、経験してきた困難を受け入れ、笑うことができる。

 メインストーリー第9章で対峙した三船栞子をその後早い段階で受け入れているのも、そうした彼女のいいところかもしれませんね。

 

 

空の高さは自分次第で

自由に変えていけるんだって

気づいたのは君のおかげだよ 

 

 想像するに、せつ菜にとって空は「遠いところ」。

 例えば、上手く気持ちを伝えられないでいたMELODY*3では、空は気持ちを届ける先として表現されていました。

 だからなのかはわかりませんが、上手くいかないことがあると、せつ菜はよく屋上(=空に近いところ)に行きますね。

(なんだかその条件と位置情報、ギャルゲーの攻略みたいでせつ菜らしい。)

 

 CHASE!から個人的に、「君」は「心の中の本当の自分」のようなもの、だと思っています。全部をひっくるめた彼女と、スクールアイドルとしての優木せつ菜と、それぞれに迷いながら手を引きあって、「大好き」のために行動している。

「出来ない」と竦んだり、「大丈夫」って手を引いたり、自分の中で「できない」を「できる」に変えてきたのがせつ菜なんですよね。

 

 でも同時に、もちろん、「君」はせつ菜に勇気をくれるファンのことでもあると思う。

 それにスクスタのストーリー開始から、仲間にもたくさん助けてもらっている。

 どちらも、もう「優木せつ菜」にとって切り離せない一部になっているでしょうね。

 

 

もっともっとこの目で確かめたいんだ
Here we go!

 

 赤……Here we go……配管工かな?(そうじゃない

 せつ菜の歌詞は自身の内面や相手との1対1を描いている印象が、私の中では強い。

 ですが今回は「もっともっと」や「we」そしてこの後のサビあたりから、今まで以上にファンの人と「大好き」を共有するための曲、という役割を強く感じました。

 

 余談ですが、CHASE!の「『笑顔が見たい』そう、みんながいれば!」やLIKE IT!LOVE IT!の「もっともっとこの目で確かめたいんだ」に、ちょっと璃奈の要素を感じませんか?

 こういうところで「メンバー同士で刺激しあった結果、この歌詞ができているのかな」と想像を膨らませるのも楽しいです。

 

Like it! I like it!
彩り鮮やかな万華鏡
この世界があまりにも眩しくて愛おしい

 

 タイトルは命令形なのに対して、ここでは最初だけと言う形ですね。

 みんなの「大好き」を届けて欲しくって、そのためにも自分が先頭に立って「大好き」を表現している、というような形なのでしょうか。

 

 この「彩り鮮やかな万華鏡」は、狭くみればニジガクのメンバーのことですよね。

 それぞれに魅力的なスクールアイドルが集まって、その形を変えながら綺麗な文様を作って行く。TOKIMEKI Runnersのステージはまさにこの万華鏡のような鮮やかさがあります。

 もっと広く取れば、せつ菜を応援してくれる人それぞれが持っている「好き」のこと。

 色々な人がそれぞれに「好き」を持っていて、その気持ちはみーんな眩しくて、そのエネルギーがライブ会場でギュギュッと詰められて目の前にある……いやあ贅沢な景色だなあ。

 

 これが優木せつ菜としての彼女が大好きな景色、世界なんですね。きっと。*4

 

 

I love it! I love it!
無限大に広がる可能性を
私が証明してみせるから

 

 対人関係におけるLikeとLoveの違いの話は長くなるので、割愛させてください。

 興味のある方は調べて見ると面白いかもしれません。それぞれがどういう尺度で測れるものでとか、三角理論がどうのとか、いろいろ出てきますのでね。

 まあともかく、好きには形も深さも表現もいろいろあるのですよ。

 

 この曲調とせつ菜の声、テンションで「無限大」っていうワードが出てくるの、なんだかわかりませんがワクワクしませんか? 私はする。

 それを「私が証明してみせる」って断言するの、すごく頼もしいんですよね。自分の大好きをしっかり持っている限り、絶対にせつ菜はそんな自分の味方をしてくれると。

 

 そうそう。最近のせつ菜は今まで以上に頼もしさが増していると思うんです。

 なんとなく……そう、例えばメインストーリー第16章の第1話なんかは、それぞれの大事にしている気持ちを汲み取りながら、何が必要なのかを落ち着いて考える姿が描かれていて。

 元々できる子だとは思うのですが、色々な経験をして、少しずつ本来の力を発揮できるようになっているのかもしれませんね。

(逆に、落ち着きのあるロック志向のメンバーがパフォーマンスでみせる破壊力はすごいものがありますよね。海未とか。聖良とか。)

 

 

どこまでも全力で叫ぼう
ありのまま見せてよ 君の
Let’s greet. 止まらない

 

 これ、かすみとついになっているような気がして面白いですね。

 かすみのMargaret*5は「全部見てほしい」なんですけど、せつ菜は「ありのまま見せてよ」ですね。

 

「Let’s greet. 」と書いているところは、正直きちんと聞き取れていません。craeteっぽいなとも思いますし……ここは歌詞カードを見ながら考えたい部分ですね。

 思いのままにっていうニュアンスからgreedかな? とも考えたのですが、あれは名詞なのでLet'sの後に来るのは不適当そうなので、一旦除外しました。

 

 一応greetで意味を取ると、「歓迎する」「目に入る」というような意味があります。

 

どこまでも全力で叫ぼう(……この叫びを一旦Aと置く)
ありのまま見せてよ 君の(Aを)
Let’s greet (A). (Aが)止まらない

 

 多分こういうことだと思うんですよね。

 叫びの内容は「大好き」でしょう。

 

・見せて欲しいのは君の「大好き」だよ。

・せつ菜含め彼女を応援する人は、君の「大好き」を受け入れるよ。

・だから、君が大好きを表現しても、その気持ちが止まることはないよ。

 

 こういう風に読みましたが、果たして。

 

 

 

 

おわりに

 

「好きになって!」という、まさにせつ菜! な曲名でした。 

 何箇所か聞き取りに自信のないパートもありますが、それも込みでフルが楽しみですね。ラストのサビなんか、どうなってしまうのか……。

 しかし曲が強いな……。

 公開前は、せつ菜9周目に持ってくる? やっぱりそういうポジション? いつもの? という気持ちもありましたが、蓋を開けてみれば「これしかないわ」という気持ちでした。大好きだわ虹ヶ咲。

 

 さて、9週にわたって更新してきた「ニジガクみゅ〜じっくウィーク!」の記事も本日で最終回。

 普段以上に勢いとパッションだけで書いてきましたが、個人的に楽しかったので、やってよかったですね。

 記事を書くにあたってTwitterなんかでも歌詞の話をすることも増えたので、もっと歌詞にフォーカスして「おもしれー!好き!」ってなる人が増えたらいいなあ。

 

 それではまた、何かの記事でお会いしましょう。

 

 

ぶろっく

 

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*1:作詞:鈴木エレカ 作曲:鈴木まなか、Hiroki Sagawa、要田健 編曲:要田健

*2:CHASE!(作詞作曲:鈴木エレカ、JOE 編曲:tasuku)より

*3:作詞:鈴木エレカ 作曲:鈴木まなか、Hiroki Sagawa 編曲:サイトウ リョースケ

*4:せつ菜の母の言葉を借りれば「守りたかったもの」。

*5:

k-block.hatenablog.com