今日も主食はカロリーブロック

ラブライブ!やラブライブ!サンシャイン!!に関することを、時折思いつきで書いていこうと思います。

ニジガクMW・1「Margaret」のこと

 

はじめに

 こんにちは、ぶろっくです。

 本日、5月28日から「ニジガクみゅ〜じっくウィーク!」が始まりました。

 

 

 いつもみたいな読み解きの記事を、毎週書くのは……ちょっとカロリーが高い。

 なので、気になったポイントと感想とをね、さらっと書いていきたいです。

 余力がある週は、がっつりめに書くかもしれませんが。

(毎週続く自信は、正直ありません!)

 

 では早速1週目。

 中須かすみちゃんの「Margaret」*1です。

 

www.youtube.com

 

タイトルについて

 まずは、「Margaret」というタイトルについて。

 これは人名として使われる単語ですが、表現したいニュアンス自体はマーガレットの花*2のことで間違いないでしょう。

 

 マーガレットはキク科の植物で、花占いなんかに使われることで有名ですね。

 ちなみに、マーガレットの多くは花弁が奇数になる。

「好き」から始まれば「好き」で終わる。

 勇気を出すための願掛けのような役割があるんですね。

 

 マーガレット全般の花言葉「真実の愛」「信頼」*3です。

 黄色に限定すると「美しい容姿」となるようで*4、こちらは他の色にない明るさから来ているとのこと。

 歌詞を読み、かすみのことを考えると、どちらもピッタリの言葉ですね。

 

 

歌詞

鏡に映る 自分に問いかけてみたの

「今の私は魅力的に見えますか?」

まだ答えは返ってこないままで

 

 かすみと切っても切り離せない存在として「シンデレラ」が挙げられます(詳しくはスクスタをプレイ!)。

 鏡に問いかける……というと、日本で「シンデレラ」と並ぶ有名なプリンセス「白雪姫」を連想できますね。

 かすみのサクセスストーリーがあくまでも「シンデレラ」に基づくものなら。最初からお姫様で、選ばれていた白雪姫は、ちょっとその姿と離れている気がします。

 

 このパートは「まだ理想のお姫様になれていない、不安な自分」のあらわれかな、と思います。

 お姫様になりたいけれど、自分がどうなったら理想の自分と言えるのかが見えていない。

 そんなことを踏まえて、次のパートに進むわけですね。

 

 

誰よりもいっぱい 笑顔絶やさないように

今日も私はちゃんと可愛くいなくちゃ

 

「笑顔絶やさない」ために「私はちゃんと可愛く」いる必要がある。

 誰の笑顔かというと、

1.かすみ

2.好きでいてくれる君

と、ふた通りの解釈ができます。

 でも、「かすみんが可愛いことによって笑顔になる」というのは、「好きでいてくれる君」の方がしっくりきます。

 

「誰よりもみんなを笑顔にできるスクールアイドルになりたい。」

「そのためには可愛くいなくちゃ」

 

 こういう歌詞だと考えると、すごく納得がいきます。個人的にね。

 あと、すごく……にこ先輩の存在を感じる。

 

 

部屋で一人考えたの

こんな素顔だけれど もっと好きになってくれるかな

 

「可愛い」にも、色々あると思うんですよね。

 外見や表情、仕草にも、一般に「可愛い」と言われる、長所としての要素があったり。

 逆に、ダメなところに「可愛い」を感じたりもする。

 

「こんな素顔」と自分で言うからには、かすみは自分を「最初から素敵」とは思っていないのかもしれない。

 あるいは、ステージの自分に向けられる「可愛い」と、一人になった素の自分とのギャップについて考えることもあるのかもしれない。

 

 例えば、スクスタではファンクラブを作っているかすみ。

 ファンクラブで特別にかすみを応援してくれる人は、ステージよりもパーソナルなかすみを見て、どう思うんだろう。

 そして、先輩は「(ただの)中須かすみ」をどう思っているんだろう、とチラリ思う、かもしれない。

 

 そんな想像。

 

 

聞いて

泣き顔も笑い顔も全部見てほしい wow

たまに出る変な顔も笑って許してね 

 

 これもシンデレラと関わる話として。

 ドレスのシンデレラは魔法にかけられているわけですが、彼女が真に幸せになるのは魔法が解けた後。

 つまり、ドレスの内に魅力を感じてもらって初めて、彼女は幸せを掴むことができた。

 

 かすみも、スクールアイドルとして出会った「君」だけど、心の奥底でどこか、衣装やメイクの内側ごと「中須かすみ」を好きになって欲しいんじゃないかな……

 それはすごく「シンデレラ」的だし、この辺りの歌詞が「こうやって『可愛い』って言われる自分になりたい」という気づき? にも近い気がする。あるいは白状しているのか。

 

 

いつも

好きでいてくれる君にとって

一番でいたい

 

 この「いつも」がちょっと曲者で、

・いつも好きでいてくれる君

・いつも一番でいたい

という読み方ができます。

 あるいは、その両方の意味を取るのが正しいかもしれませんね。

 

 

「いつも一番でいたい」だけだと、かすみが頑張らなきゃっていうだけの歌詞になります。

 でも「いつも好きでいてくれる君」だとどこか、「どんなかすみでも好きでいてほしい」という願いのようなものを感じます。

 そんなふうに思ってくれる人の一番でいられる、かすみらしくいられる自分でいたいと。

 

 

思いのままを歌に乗せたよ

これからも頑張ろう 君のために

 

 本当に不器用な歌詞だな……という感じですね。可愛い。

 この「頑張ろう」が何を表現しているのか。

 こうやって読んでいくと、ただ「可愛い」以上の、「かすみらしく素敵に可愛くなる」ように頑張ろう、というような、穏やかだけどしっかりとした決意を感じます。

 

 

 

おわりに

 気になる所はちょっと掘り下げつつ、何となく印象として感じたことを中心に書いてみました。

 かすみの曲は、特に「ダイアモンド」なんかは視点の変え方次第で、物語の進み具合によって歌詞の意味が全く変わると思っているので、どこかでそんな話もできたらいいですね。

 

 来週も……やるのかな? 未定。

 

 

ぶろっく

 

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*1:作詞:鈴木エレカ 作編曲:Carlos K.

*2:こちらは英語で“marguerite”

*3:

hananokotoba.com

最終閲覧 2020/5/28

*4:

takaljin.jp

最終閲覧 2020/5/28