はじめに
こんにちは、ぶろっくです。
本日は渡辺曜ちゃんの誕生日。
こんな状況だからこそ、何か面白いことをしたいなと思っていたところ、良いタグを見つけました。
このタグをつけて、今回はこんなものを作らせていただきました。
渡辺曜誕生日記念動画
— トミー (@Tommy__445) 2020年4月16日
曜ちゃん誕生日おめでとう!!!
素敵な一年になりますように✨
『ソース』
作詞 ぶろっく@kitakaze34622
作編曲・歌 ルキ(林檎好き) @R_g_jol
動画 トミー#渡辺曜生誕祭2020#渡辺曜誕生祭2020#nanoらいぶ#自宅から曜ちゃんハッピーバースデー pic.twitter.com/MiM1lFh7Xf
そう、オリジナル曲。
拙い詞ながらに、真剣に考えて。
そこに林檎好きさんが素敵な曲と歌をくれて。
トミーさんにも無理を言って、2バージョンも動画を作っていただいた。
(そしてお聞きの通り、曲も2パターンの収録である。)
お二人とも、本当にありがとうございました。
ちょっと蛇足かもしれませんが、私からこの曲の歌詞の話を。
書き手としてどんなことを考えていたか、ご興味がお有りの方はぜひ。
タイトルについて
タイトルの「ソース」には二つの意味がありました。
・ヨキソバ等の、味付けに使うソース(Sauce)
・「出どころ、源泉」を意味するソース(Source)
この詞は、曜ちゃんを構成するエッセンスであったり、もっと深い根幹だったり、そんなものを想像しながら書きました。
……もっとカッコいいタイトルが思いついたら良かったですかね?
歌詞
全体を通して、曜ちゃんが自分を振り返っているところをイメージしています。
また、曜ちゃんのことを描いた曲でありつつも、聴いてくれた方への応援歌にもなったらいいな……と思いながら書きました。
いつも元気に見えるでしょ
どうしてって訊かれるけど
熱い瞳と声が
ずっと 私の隠し味
曜ちゃんの元気の源の話。
「瞳」「声」の主は当然というか、「君」です。千歌ちゃんだったり、もしかしたら梨子ちゃんだったり。
曜のAqoursに対する根本的な動機は、ずっと抱えていた「千歌ちゃんと一緒に、夢中で何かやりたい(一期1話)」「これでやっと一緒にできる(一期11話)」という想い。 誰かと一緒に輝きを作り上げていくのが、曜の求める輝き方であるようです。
渡辺曜と「1」 ……Beginner’s Sailingから渡辺曜の「輝きへの一歩」を考える話。 - 今日も主食はカロリーブロック
曜ちゃんが頭からっぽで元気!という子なのは元々なのかもしれませんが、そこに大切な友達がいることで、より笑顔が輝いているはずです。
“好き”って
“幸せ”って
お日様みたいに降ってきて
それって当たり前のこと だけど
“好き”は“幸せ”なこと。
どちらももお日様みたいにあったかい。
でも、曜ちゃんはその「当たり前」が「特別なもの」だっていうことを、最初から*1知っていたし、物語の中でも知ることになる。
・当たり前だけど特別
・自分が待ってるだけじゃ当たり前にならない
こういうところを込めて、「だけど」の3文字を入れました。
いいお天気に潮の香り
走っちゃおうよ いつもみたいに
もやもやは私、晴らしていくよ
人を引っ張っていく曜ちゃんの、もやもやを晴らすような元気さ。
けれど、もやもやしているのは曜ちゃんも一緒かもしれない(「もやもや=私」)。それを晴らすために、ぐんぐん走っていけるのが今の彼女です。
いつだって今日の早さは 昨日と違うから
逃げないように隠さないように
迎えにいくよ
人間の体感時間は日々短くなるらしい。もたもたしていたら、何にもできなくなっちゃうかもね。
それに自分の走る“はやさ”だって、その分パワーアップして、スピードアップしていきたい!
ともかく前向きに。迎えにいく相手は「君」と、正直な自分の心です。
ケンカなんてしないけど
君は笑顔だったけど
潮風が染みたかな
ちょっと 今日はしょっぱいなぁ
ここから2番。「友情ヨーソロー」周辺に対する回想です。
梨子を送り出した千歌にもやもや、心がぐずっている曜。
1話の頃から千歌には思っていることを言い出せなかったけど(淡島に向かう船上、会長がスクールアイドル嫌いの件)、いつからか自分の本音もよくわからなく、「これでいいんだよね」と納得させるようになっていた曜ちゃん。
“好き”って
“怖い”って
この海みたいに深くって
いつもは飛び込んでいける なのに
好きの気持ちがあるから、それが崩れることが怖かったり。
“好き”って“怖い”ものでもある、と思うんですよね。
また、“怖い”も“好き”も深いもの。
“好き”には飛び込んでいきたいのに、それが怖くなっている。
ダメな私に 君のとなり
なんでだろう 諦めてる
暗い夜ほど 晴れてるのにね
「私には君の隣は似合わないと思っている(思っていた)」の意。
曇っている夜って、雲が反射して明るく感じたりする(雪の日はもっと明るい)。
逆に、かえって晴れている日の方が、白い雲がなくて暗く感じることがある。でも、そういう日の星はきれいなんです。目をこらすとね。
いつだって明日の景色は 今日で決まるんだ
もしかしてって 知らないくせに
バカな私だ
「もしかして」は「私と二人は、嫌だったのかな」のような思い込みをしていた自分に。
「明日の景色は〜」は、Beginner’s Sailingの「つまり明日の朝 昨日の自分がんばったと言えるように」から。
何をバカなこと考えてたんだろうね、って今の曜ちゃんなら思えるはず。でもその気持ちがあったから、今の曜ちゃんなんだな。きっとね。
失敗したり 転んだり 痛いのはイヤだなぁって
おそるおそる 前 気にして歩く
でも腕を後ろに振らなきゃ
君と一緒に走れないんだ そうでしょ?
転ぶ時は手を前にすれば、怪我が小さくて済む。
でも、ずっと手を前に出しているんじゃダメで、腕を降らないと走れない。全力で走る君と一緒にいるなら、そうやって走らないといけない。
いいお天気に潮の香り
走っちゃおうよ いつもみたいに
もやもやの私、晴らしていけ
1番から「自分のもやもやした気持ちを晴らしていこう」っていう歌詞に変えました。
自分の弱さみたいなものを知った上で、それを振り払っていこう!というような前向きな言葉にしたかったんですね。
昨日よりちょっとだけ濃い 今日が待っているよね
逃げないように隠さないように
迎えにいこうよ
一番Aメロの「隠し味」とタイトルの「ソース」に対応している部分です。
「行こうよ」は曜ちゃんの「できるよ」感を出したかった。
一歩目 君に向けて
Beginner’s Sailingの歌詞「失敗?それこそ一歩目だ!」から。
今日、明日と、ずっと君を迎えにいくから、君と走っていきたいねっていう。
私の心の中で、ずっと曜ちゃんの姿が勇気をくれるんだっていう、そんな気持ちの歌詞です。
おわりに
自分が感じている曜ちゃんの姿なので、必ずしも他の方にとってもそう、とは限らないのですけど。
結構ふんわり、抽象的な歌詞になっている気がする。
私がどんなことを考えていたのか以上に、好きなように聞いていただけたら嬉しいです。
協力してくれた二人には本当に、私がどこで言葉遊びをしたとか、どこを大切にしたとか、たくさん汲み取っていただきました。
「ここにこのメロディなら、歌詞のここにアクセントを置いてほしい」とか結構わがまま放題でしたけど、その都度聞いてもらったりね。
結果的に。
本当に素敵な、曜ちゃんの曲になったんじゃないかな。私は大好きです。
こういう情勢ですが、だからこそこの曲や動画が出来上がってきたのだと思います。人を巻き込んで何かを作りたい!とも思えたし。
これからも前向きに、明日を信じて、楽しいこといっぱいしていきたいですね。
ぶろっく
お誕生日おめでとう!
(私が作ったやつはちょっと歪になってしまったけど!)
*1:「君のこころは輝いてるかい?」での自己紹介より