今日も主食はカロリーブロック

ラブライブ!やラブライブ!サンシャイン!!に関することを、時折思いつきで書いていこうと思います。

ニジガクMW・3「やがてひとつの物語」のこと

 

はじめに

 こんにちは、ぶろっくです。

 今週は……激動の週でした。こんなに試聴が続く週ってあります?

 とにかく!「ニジガクみゅ〜じっくウィーク!」三週目です。

 

 

 

 今週は桜坂しずくちゃんの「やがてひとつの物語」*1

 

 


【ニジガクみゅ〜じっくウィーク!〜3週目〜】やがてひとつの物語 / 桜坂しずく(CV.前田佳織里)


 ミュージカルらしい曲もそうですし、歌詞の内容もそうですが。

 非常に「らしさ」を感じる曲ですね。

 今まで以上に、スクールアイドル「桜坂しずく」とともに、彼女のもっとパーソナルな部分を見ることになる気がします。

 

 

 では、早速歌詞を読んでいきましょう。

 

 

歌詞

 

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 私はこの曲に「あなたの理想のヒロイン」と世界観を共有しているな、という印象を持っています。

(もちろん「オードリー」もそうなのですが、より直接この曲の歌詞と関係してくるな、という。)

 そんな前提で書いているものなので、そこをご理解いただいた上で、読んでいただければ。

 

 

まだ答えは出せない 簡単には言えない

私のこの気持ちや言葉は 台詞なのかな

だけどあなたといる時だけは

自然と話せる気がする

 

 最初のところ、区切りが見つからずに長くなりました。

 

「この気持ちや言葉」の内容は、特に明言されてはいません。*2

 

 あなたといる時の言葉が自然というのは、

アドリブが苦手な私を 素敵なシナリオで導いて(あなたの理想のヒロイン)」

からの続きのような気がしますね。

 そう考えると「台詞」というのは自分の出せる明確な答えのようなものに感じられます。

 

 自分の気持ち、そして口にする言葉が、本物かどうかわからない。

 あなたといるときは(導いてもらえるので)、自分の中に自然なこととして受け入れられる。

 

 そんなニュアンスで私は読みましたが、果たして。 

 

「台詞」を「決められた言葉(≒本当の気持ちとは別の言葉)」と読むと、

 自分の気持ちが自分のものでないようだけど、あなたといると「自分の心だ」って信じられる

という読み方もできますね。

「台詞なのかな」を「本当に台詞だろうか?」と読むか、「実は台詞なのではないか?」と読むかで、意味がかなり変わってきます。

 

 

 「一人迷い込んで 闇を照らす 一筋の光」

導いて先へと

 

「導いて」の主語は「あなた」でいいのだと思います。

 

 一人、闇に迷い込んだ私。そこに現れた、闇を照らす一筋の光(あなた)に導いてほしい。

 

 これが最もオーソドックスな読み方ではないでしょうか。

 では、あんまりオーソドックスではなさそうな読み方も出しておきます。

 

 一人、闇に迷い込んだあなた。

あなたは光なので、闇の中からでも導いてほしい。

闇に迷い込んだ光(あなた)を、私が先へと導きたい。(それで「一筋の」になる)

 

 うーん、試聴だけでこれを判断するの、私にはちょっと難しい。

 色々な考え方ができますからね。 

 

 

重ねよう あなたと私のストーリー

やがてひとつの物語

人生という名の大きな舞台を輝かせたい

(プロポーズかな?)

 これまでは、舞台の上にいるのは「私」だけでした。

「あなた」は通りかかったり、シナリオを書いたり、舞台の上で直接は関わらなかった。

 それが、ここで重なります。

 

 

「人生という名の大きな舞台」というのも、気になりますね。

 

 おはようございます。演技派系スクールアイドル、桜坂しずくです。

 あなたの人生のヒロイン役に、私の名前を書き込んでくれますか?

 青春というこの舞台、私一緒に楽しんでいきましょう!

 

 これはしずくの、ライブのコール&レスポンス前などに入る挨拶です。*3

 今までは「スクールアイドルとしての心意気かな」などと聞いていたのですが。

 こうやって歌詞中に登場すると、具体的な感情として「あなたと、お互いが輝ける関係(≒しずくがヒロインである関係)でいたい」というのが感じられます。

 それも、一生続くような関係。

 お芝居の記録、そして記憶がずっと残る……とも考えられますし、「末長く一緒にいたい」とも考えられる。

 うーん、これはヒロイン力が高い。

 

 

きっと一緒なら どんな結末でも

ハッピーエンドに変わる

 

 まるで「一緒になってもハッピーエンドにならない結末がある」と言っているようですよね。

 名作と呼ばれる芝居にも悲恋ものはたくさんあるわけで、そういう作品を踏まえて「正しさや運命に従うよりも、あなたとともに在ることが一番の幸せ」ということなのかもしれません。

 

 あるいは「あなたの理想のヒロイン」歌詞中の

話すたび 胸の中 まるで喜劇を見終えたような

感情が溢れ出してくるの 幸せに包まれる

から発展して、「喜劇のようでなくたって、あなたとなら幸せになれる」という読み方をしてもいいかもしれませんね。

 

 

 

おわりに

 今までのしずくが積み重ねてきた、「スクールアイドル・桜坂しずく」の在り方。

 そして、16歳*4等身大のしずくの姿。

「あなたの理想のヒロイン」は「一番素の部分を素直に歌にしました」とは本人の弁*5ですが、キズナエピソードも踏まえてあの曲から連想させる歌詞が多いのは、しずくがまた一歩自分を見つけて、成長していく、そんな物語を期待させてくれますね。

 そして、曲として聴くと……くるくると場面転換する様子や、しずくが息を吸うところまで、バッチリと目に浮かぶようです。

 またまたフルが、そしてストーリーが楽しみな曲、増えてしまいました。

 

 それでは、今回はこのあたりで。

 来週は愛さんになるのかな? どうでしょうね。

 

 

 

ぶろっく

 

 

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*1:作詞・作曲:月見草 編曲:菊池博人

*2:一応、私は「誰かを笑顔に出来る人になりたい でも一番はあなたを笑顔にしたい(あなたの理想のヒロイン)」だと思っていますが。

*3:この記事を書くにあたり、「校内マッチングフェス」の映像を確認しました。

*4:4月生まれなので、大体いつも16歳である

*5:

www.youtube.com