はじめに
こんにちは、ぶろっくです。
私事ですが、PCを買い換えまして。
その調べ物とか、諸々やっていたら、今月ももう終わりますね。
さて、今回はこの記事の続きです。
人間は赤、緑、青の光を感じ取って色を判断しているのですが、私の場合はそのうち赤と緑を感じる細胞の働きが、多数派の方よりも弱い。
そんな話をここまでしてきた(ご興味あればどうぞ)のですが。
今回は流行の「Among Us」を私がやるとどういうハンデがあるのか、という話です。
「Among Us」とは?
Among Usというのは、InnerSloth社によって開発されたオンラインゲームです。
最近ゲーム実況動画もバンバン投稿され、大人気。
私もプレイしては追放され、タスクをしては殺害され、楽しくわいわいプレイしております。
基本的には4〜10人でプレイでき、ふたつの陣営に別れて勝敗を争います。
一方は宇宙船等で仕事に励むCrewmate(クルーメイト)陣営。
例えば、これはエンジンに燃料を運ぶタスク。
もう一方は、善良なクルーに紛れて妨害と皆殺しを画策するImpostor(インポスター)陣営。
直接キルするほか、船内の酸素妨害や原子炉のメルトダウンによる全滅も狙います。
クルーメイトは全員が全て仕事を成し遂げるか、会議でインポスターを探し全員追放すること。*2
インポスターはクルーメイトの人数を自分たちより少なくすること。*3
以上が両陣営の勝利条件です。
基本のプレイ画面は、全員共通の広いマップ。
死体報告などの招集で会議モードに。
追放シーンは妙な哀愁が漂う。
こんなゲームです。
人狼ゲームにも似たゲーム感を持っているので、「宇宙人狼」なんて呼ばれ方もします。
では、私にとって一体何がハンデになるのか。
とにかく色が重要
これに尽きます。
まず「誰がどこにいた」を確認するのに、一番手っ取り早いのは色を覚えることです。
例えば、ゲーム序盤に右に行ったきり帰らぬクルーとなったブラウン。*4
思い返せば中盤……
君、一人だけ右上から来たね?*5
こういう推理を繰り広げていくのがAmong Usの醍醐味なのですが、縦横無尽に動き回るプレイヤーの名前をいちいち視認する余裕はない。
強力なギミックの一つである「監視カメラ」の映像。
名前は潰れて読めたものではなく、衣装もわかりやすいものとそうでないものがある。
総合的に考えて、このゲームでは「◯◯色がいつ、どこにいた」と覚えるのが、一番覚えやすいし、印象にも残るのだ。
見分けのつかない色
プレイヤー色に関して、私が判別のついていない組み合わせは、以下の通り。
同じ印のもの同士は、区別がついていません。*6
◎濃い暗い色
◯白っぽい色
△緑? ◎よりはちょっと明るめ。
□黄色
×その他(青と、その前後の明るさの色)
シュミレーターを通すと
こうなる。左上が一般的な見え方で、他はそれぞれ赤、緑、青を感じる神経の働きが弱い。
私は右上と左下のハイブリッドで、C,P,Dがどれも同じように見えていますが……。
ただし、これは条件がいい場合。
動き回っていたり、ゲームで設定で視界が暗かったりすると、混同する色はもっと増えます。
ゲーム中はほとんど、すれ違った人の色は
「白か水色」
「赤か緑か黒か茶色かオレンジ」
「黄色か黄緑」
「青か紫かピンク」
って判断しています。
……でも、「通信室で『白か水色』と『赤か緑か黒か茶色かオレンジ』と『黄色か黄緑』とすれ違った」とか覚えていられませんし、覚えていたってなんの情報にもなりません。
結果、私はプレイヤーの色を一切覚えられないままプレイしているわけです。
n回目のリアクターで 『赤か緑か黒か茶色かオレンジ』と『赤か緑か黒か茶色かオレンジ』と『白か水色』と『青か紫かピンク』が……って覚えられるかい!
ぶろっく「医務室での『赤か緑か黒か茶色かオレンジ』の遺体を見つけた!」
みんな「赤と茶色がやられたけど医務室にいたのどっち」
と、いうことも、稀によくある。*7
もう一つ大問題があって。
「監視カメラついているかわからない」問題です。
赤を感じる力が弱いということは、「赤を目立たない色として認識している」ということ。
このゲーム、監視カメラがついていると近くでランプが点滅するのですが
これが消えているとき。
これが点いているとき。画面中央右側にランプが見える。
点いたり消えたり。
立ち止まっていれば、一応判別はつきます。
でも目立たない色として捉えているので、走り回りながら「あ、光っているな」とはならない。ランプの地の色と同化して感じるんですよね。*8
おまけ。
このタスクも、
アップデートで印がつかなければ怪しかった。
終わりに
簡単にご紹介しました。多分、探せばまだ色々あるんですけど。
色で何かを判断しないといけない機会って気にしなければあんまりなくて。
でも見えている世界は確実に違う。
これは程度の大小なだけ*9で、多かれ少なかれみんな、見え方は違うんですけどね。
面白いなあと、あと単純に一人だけ最初からハードモードだなあと思いながら遊んでおります。
ではまた。
ゲーム画像の出典:すべてAmong Us(©Innersloth LLC)より
使用シュミレータ:色のシュミレーター(© 2010-2018 by Kazunori Asada.)より
以上使わせていただきました。
ぶろっく
*1:呼び方は様々ある。旧くは色盲や色弱、最近では色覚特性や色覚多様性などと言うらしいけれど、呼び方によって実態が変わるわけではない。
*2:会議は死体発見時の報告、またはマップ中にある緊急ボタンを押すことで開催できる。開催数には制限があり、またクルーメイトを誤って追放してしまうケースもありうる。死体発見時の状況や怪しい行動を推理材料に、的確にインポスターを追放しなければならない。
*3:これには、酸素妨害や原子炉のメルトダウンによる全滅も含む。クルーメイトがインポスターの人数以下になれば ①会議で多数決により追放されることがなくなる ②酸素・原子炉妨害に先回りすれば確実にキルor全滅が起こる ので、どう足掻いてもクルーメイト陣営は破滅する。
*4:あれ……もしかしてグリーンか? 赤・茶色・緑は判別が難しい。
*5:なおプレイ時は視認したことをすっかり忘れていた模様
*6:ちなみに、このクルーのクマ耳は、茶色か赤か判断できていません。クマだから多分茶色だろうと知識で判断していますが、「カラーを選べるようになりました!」とか言われたら本当に判別不能です。
*7:特に死体は名前も装飾品もないため、判別が難しい。同様に、視界の端にいたり停電中だったりで名前が見えず、足だけが見えたなんて時はもう「誰かいたな」くらいのことしか確認できない。
*8:ちなみに、この画像を貼るときもめちゃめちゃ目を凝らしながら作っています。
*9:ある程度を超えると、その違いに「色覚〜〜」というように名前がつくだけ