色の見え方が違う、ということ。1
※この記事に使用している画像は、すべてTV画面をスマートフォンで撮影したもの、あるいはそれを加工したものです。
こんにちは、ぶろっくです。
以前こちらの記事でもチラリと触れたのですが、私は所謂「色覚異常」というやつです。
原理とかを省いて至極大雑把に説明すると、光の三原色というものがありますが、アレのうち特定の光を感じる能力が弱いため、色と色の見分けが苦手だったり、その結果色の名前を当てることが苦手だったりします。
私の場合は「赤」と「緑」の2種類です。お医者様が言うには
「一般と違うのは間違い無いんだけどね、両方の検査に引っかかっているから、厳密なところは簡易的な検査だとわからないね」
とのことです。
(呼称については「色覚特性」だとか「色覚多様性」だとか、古くは強度によって「色盲」「色弱」だとか様々あるのですが、呼称によって見え方が変わるわけでもなし、早い話が「こういう見え方をする人です」ということです。お気を悪くされた方がいらしたら申し訳ございません、と先に申し上げておきます。)
そういった方の見え方をシュミレートするアプリというものがありまして。
このブログは基本的に私のフィルターを通して物事を考えるものなので、今回はそれを用いてアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」をちょっと見ていきたいなと。
私の見え方は、おそらく上の画像でいうと「P」と「D」の間くらいです。
Pが赤、Dが緑、Tが青をそれぞれ感じづらいという見え方です。
あくまでもシュミレータなので、間違いなくこう見えている、ということではありません。悪しからず。
この記事を書く上で最大の問題は、私自身がC・P・Dの見え方にあまり差を感じていないので、ほとんど知識と想像で書いているということです。
今回は再放送もあったことですし、二期7話で「空も心も晴れるから」を経て羽が青くなる過程を見ていきましょう。
私はこの回で羽が青くなったということを、Twitterの反応で初めて知りました。
それまで、ただ「白い羽が舞い上がって太陽に吸い込まれる」という演出でしかないと思っていたのです。
私の見え方に、青色はそれほど影響していないはずなのですけどね。
絵を追ってみる。
この時点で既に羽が空の色を反映して、青く見えています。
というか、このシーンが一番羽が青いのでは?
こういうシーンのC・P・Dは違いが少ないでしょうね。強いて言えば、たぶん梨子ちゃんの髪色でしょう。
逆にこう、色の多いシーンは分かりやすいかもしれません。
このアニメにおいて黒板が何色で表現されているのかはよく分かりません(黒?緑?青?)が、黒板は私の中では真っ黒で捉えているので、ここはかえって、羽が白だと明確になるシーン。
さて、ここから羽が白から青へと色を変えるシーンです。
違いがあるのかは、私にはさっぱり分からないのですが。
ここまでは白い羽。とはいえ空の色を反映したりして、ちょっと色が真っ白より薄いというか、色づいているというか、そんな気がします。
おそらく、ここが羽の色を変えた瞬間のシーン。
とはいえ、背景が雲で真っ白というイメージが強く、イマイチ青にピンときません。
ここから青くなった羽です。
なんだか羽が薄くなって空の色が透けているだけ、みたいな感じですね。
これまでも空の色が羽に透けていることがあったので、「ここで変わった!」という実感が湧きません。
光の反射具合によって白の度合いが少し強まると、もうこれまでの羽と見分けがつきません。
「空も心も晴れるから」では白が際立っていたので、「背景の青に対して白い物体」という対比の方に気を取られてしまい、羽の青さにまで気持ちがいきません。
まとめ。
いかがでしょうか。
「PとDでも羽は青くなっているじゃないか」と言われるとその通りなのです。たぶん。
・ほかのシーンで白い羽と背景の対比から「羽は白」というイメージが植え込まれていたこと
・ほかのシーンでも羽に空の青が透けていたこと
が作用して、ここでも羽は白いものとして捉えてしまったのでしょうね。
先日フォロワーさんに「このシーンですよ!」と教えていただいて、ようやく分かったと思うのですが、まだ感覚として「ここで変わったんですね!」と思えない自分がいます。
それでも、どのシーンかが分かっただけでも解釈の上では大きな一歩であります。大感謝です。
もっとも、「一般的な見え方の方がシュミレータを通す」のと「そういう見え方で20余年見続けている」のとで、色に対する処理の仕方が全く異なります。
絵ごとに説明を付け加えても、やっぱり参考程度にしかなりませんね。
他にも機会と需要があれば(無いか 笑)、こういったことを書く事があるかもしれません。
そこそこ違う見え方でアニメを捉えているはずなので、何か困ったら教えていただけると幸いです(これが言いたかった)。
おまけ。