今日も主食はカロリーブロック

ラブライブ!やラブライブ!サンシャイン!!に関することを、時折思いつきで書いていこうと思います。

「bastidores-楽屋-」を観劇してきました。

 

 2018年3月30日19時より、「bastidores-楽屋-」を観劇してきました。

 書いているのは翌朝、3月31日です。

 

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 きっかけは、伊波杏樹さんが出演されていること。伊波さんの出演する舞台は一度観てみたかったのです。

 それに、単純に何か小さい劇場の舞台を観に行きたかった。

 もともと少しばかり演劇をやっていたこともあって舞台も好きなのですが、最近はめっきり足が離れてしまっておりました。

 久しぶりに生の舞台のエネルギーを感じることができて、とても楽しかったです。

 伊波さんが可愛いだけでなく、内容としてもバッチリ面白かったですし。

 DVDの予約もできたので、今から待ち遠しいですね。

 

 内容は、オムニバス形式の「楽屋」にまつわる三本のお話。

 その合間に、ゲストの方による朗読、ナレーションが入ります。

 私の観劇した公演では、下屋則子さん。「Fate/staynight」の間桐桜役でお馴染みですね。

 この方がまた、可愛らしく、お茶目に、感情的に、素敵な朗読を披露してくださいました。

 

 さて、それでは備忘録的に、その三本についてさらっとご紹介しましょう。

 記事の性質上ネタバレを含みますので、DVDで初見の予定の方はご注意ください。

(千秋楽を迎えているので、多少なら大丈夫でしょうかね?)

 

 

 

 

『四文字の嘘』

 

馬場「いや~エリちゃんが口をつけたドリンクは最高に美味しかった。彼女の唾液の味は、まるで新鮮な苺を使ったストロベリーフローズンヨーグルトみたいな—」

 

 前日までの公演についた劇評でケチをつけられ激昂する演出家・戸田、それに伴う台本変更を拒むベテラン俳優、酒巻。

 お互いに主張が通らないなら舞台をやめると譲らない二人と、夢のために是が非でも公演を成功させたい演出助手の浅井。

 コミュ障な新人俳優・市井と先輩の中堅俳優・馬場は、三人それぞれの思惑に巻き込まれながら、公演を成立させようとするのだが—

 

 

 というようなあらすじです。

 タイトルの『四文字の嘘』は市井がコミュニケーションに困ると四字熟語を乱発してしまう癖と、彼のとある想いから出る行動とが由来となっています。

 各々が抱える想い、こだわり、そういったものがぶつかり合い、状況は不自然なほどに悪化していきます。

 個人的には市井のピュアな想いに共感するところもありつつ、実はプロの演劇屋としての心意気を持っている馬場の、戸田と酒巻を諭すシーンがお気に入り。

 一度撒いたボケは徹底的に回収してくるのも、「あ、これあとで絶対回収されるやつや!」と、疎い私でもニヤニヤしながら見ることができました。

 

 とはいえこの記事を(主にラブライブ!サンシャイン!!つながりで)読んでくださっている方が気になっているであろう、伊波さんがどうだったか。

 ……めっちゃくちゃ可愛かったです。はい。

 伊波さんは演出助手の浅井エリ役でした。

 夢のために必死に公演を成功させようとする姿、市井に語りかけるシーン、市井と二人だけになった途端ぶりっ子言葉で甘えだす小悪魔っぷり、別れ際のフランク感。

 どれを取っても女優・伊波杏樹が観客の心を揺さぶる力を持っていることがとてもよくわかる作品でした。

 

 

 

 

『劇場には・・・』

 

妖精「気持ちはわかったけど……けど……寂しいんだもん」 

 

 何かが出る、と噂の立つ劇場の楽屋で過ごす面々。

 そんな中、斎藤にしか見えていないらしい「何か」が不思議な力で場をかき乱していく。

 無邪気に振る舞う「何か」は悪意を持ってはいないようだが、唯一(のはずである)見えている斎藤は、他のメンバーから不審がられる。果ては「成仏させられないのか」と。

 なぜ「何か」はちょっかいを出しているのか、斎藤は何者なのか、なぜ彼は演じるのか。

 

 

 

 こちら、筋道だった物語というよりは、その自由気ままな振る舞いを楽しむ側面の強い、可愛らしいお話でした。

 一応「何か」というのは妖精なのですが、斎藤(と、妖精が気に入っているらしい馬場)の二人が有利になるようないたずらをしていきます。

 このお話についてはこれ以上語ってしまうとネタバレになってしまうのですが、妖精に対して自分が役者になった経緯を熱弁する斎藤がカッコよかったですね。

 その感覚を理解できず、けれど歩み寄ろうとする妖精もまた、可愛らしく素敵でした。

 

 このお話の伊波さんのお話もします? 非常に愛らしかったです。

 今回は妖精の役。様々な魔法で楽屋を引っ掻き回していきます。

 彼女の表情がコロコロ変わっていく様子がどこか人間離れしていて、まさに妖精、といった感じでした。

 その動きの軽快さ、身軽さ、自分のことを周りが認知できないもどかしさ、どれも伊波さんの能力の高さを感じました。

 

 

 

 

『覆水ボンド』

 

浅井「私です。疫病神は私なんです……私やっぱり……舞監無理……だってやりたいのは役者なんだもん」

 

 Show must go on!! 

 本番直前の楽屋。メイクをしながら演出の最後のダメ出しを受ける面々。

 こだわりやトラブルを、問題を抱えながら、それでも舞台の幕は上がる、カウントダウンは進む。

 覆水、盆にかえらず。

 ……ティッシュは大切にね。

 

 

 あらすじを書きながら「私は何を言っているんだ」と思いました。

 こちらも、詳しく知りたい方はBOOTHで販売されるDVDをご購入いただきたい。……会場限定のQRコードからしか買えないのでしょうか?普通に買えるのかな?

 登場人物は基本的に三本、同じ役者さんが同じ名前の役なのですが、脚本が全く違うので、もはや別の人物です。

 例えば浅井が演出助手ではなく、ネガティブ思考気味の舞台監督であったりとか。

 何があっても、舞台を成立させなくてはならない。たとえティッシュが切れてメイクに支障をきたしても、ハイパーストロングボンドが掌と机を接着しても、幕は上がるのです。

 そんな中での彼らの魂が感じ取れる、「あるあr……ねーよ!」という作品です。いや、あるのか……?

 

 今回の伊波さん扮する浅井エリ。いわば、全ての元凶。

 彼女のネガティブな役は想像できないという方もいそうですが、これがまたしっくりくるのです。

 特に小悪魔でもぶりっ子でも妖精でもないのですが、その真摯さはしっかりと座組にも伝わっていました。

 浅井を元凶としたトラブルがあったわけですが、それをメンバーが乗り切る姿こそこの演目の見どころ。

 よってメインで何か、という役ではないのですが、それでもそこに生きている彼女がはっきりと伝わってきました。

 

 

 

 

 そんなわけで、久しぶりの観劇を楽しませていただきました。

 ライブもそうですが、生の熱量は現場でしかわからないものがあります。

 今回のような小規模な劇場は特に、距離が近いだけに伝わりやすいものがあります。オススメです。

 ずっと笑いっぱなし、感動しっぱなしの二時間でございました。

 

 明日からもお仕事、頑張ります。Show must go on.です。

 伊波さん、素敵な舞台を観るきっかけをくださって、本当にありがとうございます。

 岩崎大さん、20周年おめでとうございます。

 

 

μ'sの曲と私。

 

 きっかけは、暇つぶしでした。

 

 ひとり旅の電車の中、暇を潰すスマホのゲームアプリを探していて。

 妹がプレイしていて、「そういえば、大学の先輩もハマっていたっけな」なんて。

 そんな軽い気持ちでスクフェスをダウンロードして、気がつけば今に至るまで。

 

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(未だに、最初に選択したRことりだけは転部させずに残っています。)

 

 

 実のところ、当時は「バンナムが絡んでるアイドルコンテンツのひとつ」という認識だけ。

 ビジュアルすら見たこともありませんでした。

 曲も一曲も聴いたことがありませんでした(たぶん)。

 

 それが、2014年の春。ラブライブ!アニメ二期の放送を控えた3月のこと。

「もしかしてこのコンテンツ、面白いのでは?」

 大急ぎでアニメ一期を見て、アニメ二期は共に追いかけて。

 その年のGWは「のぞえりRadio Garden」に追いつくために費やしました。

 実のところ、それまで何にこのエネルギーを向けていたのか、全く思い出せません。

 そのくらい、私の中でラブライブ!が大きな存在になっている、ということ。

 

 近頃は、伝説のように、あるいは教科書のように触れているμ’sの楽曲たち。

 しかしその全てに生活の一部としての思い出が、思い入れがあるものです。

 今回、そんな楽曲たち全てに、ちょこっとずつ触れていきたいと思います。

 

こちらのサイト様を利用させていただきました。

・ぱっと音が思い浮かんだ方を選ぶ、という方法でソートしていったため、必ずしも「好きな曲の順」ではありません。嫌いな曲ってそもそも無いですし。

・カウントダウン形式で行なっていきます。

 

 では、さっそく。

 μ’s Music Start!

 

 

114. CheerDay CheerGirl!

 後半の特典曲は実はあまり聴いていないものが多かったり。

 Printempsの、明るい方の「らしさ」を前面に出した応援歌ですね。

 

113. MUSEUMでどうしたい?

 博物館にデートに行った曲と勘違いした結果歌詞の意味がわからず、当時ほとんど聴かなかった曲。

 スクフェスで聴きながら、色々考えてみたいなあと思わされる、これから好きになる予定の一曲。

 ちなみに、劇場版前売り券で自力で手に入れたのはこの曲。

 

112. WAO-WAO Powerful day!

 別にPrintempsをあまり聴かないということではなくて、好きな曲をエンドレスリピートした結果その裏の曲を気づいたらあまり聴いていない、という典型例。

 時間が欲しいという裏に、スクールアイドルの「限られた時間の中で精一杯輝こうとする」というあり方を見て取れる、ある種彼女たちを象徴する曲ですね。

 

111. 乙姫心で恋宮殿

 「小夜啼鳥恋詩」に次ぐ、初見で読めないタイトル。

 初試聴時に大笑いした記憶が一番鮮烈で、名曲が多すぎるlily whiteの中でも個性的に振り切った一曲。

 

110. Wonder zone

 歌い出しがアニメとCDとで全く異なるので、スクフェスから入った自分が、アニメで壮絶な違和感を感じた曲。

 何気に、「ぼららら」を除くとアニメの時間軸で初めて9人のμ'sとして歌われた曲である。

 

109. 錯覚CROSSROADS

 この曲はね、好きかどうかでいうと、大好きです。

「錯覚……」

「それでは聴いてください、錯覚CROSSROADS」

の流れはあまりに有名。

 作曲の方が「硝子の花園」と同じ方、ということを意識して聴くと、非常に納得できます。

 

108. 思い出以上になりたくて

 ユニットシングルのナンバリングが進むごとに年代が遡るような錯覚に陥るlily whiteの、最新のシングル。「錯覚……?」

 rinoさん作曲ということで「なわとび」方面を想像し「ここで現代に帰ってくるのか」と思っていたら、そんなことはなかった。リリホワはリリホワでした。

 

107. にこぷり女子道

 回復部員一枚搭載の判定強化ユニットでも攻略できないMASTER譜面を持った、非常にレベルの高い一曲。女子道は険しいものなのです。

 矢澤先輩の熱意と可愛らしい歌詞、早いテンポが入り混じる。これはいわゆる中毒者が出るのも納得。

 ライブ演出でも、先生が登場するという胸熱展開が。

 

106. Pure girls project

 ラブライブ!の副題は"school idol project"ですが、Printempsのテーマソングは実はこれなのでは、という曲です。

 なぜか私の友達の間ではこの曲を苦手とする人が多かったのですが、おそらくその時期に行われていたスコアマッチの楽曲の中でこの曲が一番苦手だった、とかそういう理由だったのかな、と思います。普通にいい曲なのですが。

 

105. Cutie Panther

 世間ではある意味なかったことにされているスクパラですが、ユニットやソロ楽曲のムービーは決して悪いものではなかったのです。

 最後の手の絶妙なゆらゆら加減がツボ。

 

104. Daring!!

 どんうぉーりーどんうぉーりー(肘を外に押し出す動作)。

 初めてイベント楽曲でEXをフルコンボしたのがこの曲で、あの時の終盤の緊張感がいまだに忘れられません。

 

103. 知らないLove*教えてLove

 そして、スクフェスの全楽曲で初めてEXをフルコンしたのがこの曲。

 風を感じさせる曲調、風と微熱(風邪)をマッチさせた、ザ・畑亜貴曲ですね。

 

102. もぎゅっと"love"で接近中!

 4thシングル。シンプルながらストレートではない、言葉のチョイスが秀逸な一曲。

 シルエットが一人ずつ動いていく演出、そして行方不明になるマイク。

 

101. ダイヤモンドプリンセスの憂鬱

 なぜか410ノーツという数字が頭から離れない。

 刺激を求めた結果、BiBiはコミックユニット道へと爆進していくのである。。

 

100. sweet&sweet holiday

 通天閣も \おーいしーい/

「ことりのおやつ」の元ネタとしても有名なこの曲。「好きなことを自分らしく」というメッセージを、とろふわな彼女たちらしく。

 

99. ラブノベルス

 2ndライブ仕様の希の特殊仕様、実は手元に別個に音声を抽出して残しています(笑)

 初めて聴いたのはスクフェスで、電車のトンネルの中なので全く聴こえず。スクフェスのプレイング的には初見でがっつり聴いていたらミス連発だった気もしますが。

 

98. 同じ星が見たい

 凛ちゃんのタンバリン(通称・タンバ凛)を連想した方は、同じような動画を漁っていた可能性がありますね。 

  この曲に関しては、それ以上のことは最早言いません。検索をどうぞ。

 

97. 最低で最高のParadiso

 ご機嫌なBiBiです。ギャグかシリアスかに寄ってしまいがちなBiBiにあって、珍しいくらいそのどちらでもない曲。これこれ、こういうスタイリッシュなのがBiBiですよ、という曲。

「女神の」というから立場違いの危険な恋、というような印象もありますが、果たしてどうでしょうね。

 

96. Trouble Busters

 明るくも切ない、強がりの歌詞にグッときます。

 ラブノベルスの「ねばねば」がここにきて「ねばえば」になろうとは。自信たっぷりなBiBiですが、恋に敗れることだってあるのです。

 

95. 愛は太陽じゃない?

 実はこの頃から、スクールアイドルと太陽、熱さと包容力の歌が歌われているのですよね。エネルギッシュ一辺倒じゃない穂乃果のこういうところも好きです。

 

94. Oh, Love&Peace!

 アニメ二期最終話にて、爆発的に株をあげた曲。この曲の「卒業しよう」とにこのぞえりの門を跨ぐところを被せる演出、よかったです。

 作曲は黒須克彦さん。二期OPの「それは僕たちの奇跡」と同じ方の曲というのが、また深い味わいですね。

 

93. 乙女式恋愛塾

 当時、超難関と呼ばれた日替わりEXすらなかった時代、私も「山田 田中 鈴木 島田 さっとっうー」に助けられた一人でした。今ではそんなこと、考える必要もないのですが。

 のぞえりとはまた違った、互いに持っていないものを持った関係、信頼が見所の二人。この頃は生徒会と部長などという括りもなかったのですが。

 

92. Happy maker!

 タイトルからして「スクールアイドル」なのですよね。見ている人を笑顔にするのがスクールアイドル、ですから。

 二年生三人の花の演出、「ススメ→トゥモロウ」が好きな私にとってはグッときました。

 

91. 小夜啼鳥恋詩

 知っていますか。この曲、「ナイチンゲール ラブソング」って読むです。小夜啼鳥が「ナイチンゲール」だと知らなければ読めません。

 あなたを忘れようとする→こころが折れそう→籠のなか閉じ込めて? の流れ、てっきりPrintempsが閉じ込める側にくるかと思っていたので、気付いた時は「そっちかー!!!」とね、思いましたね。

 

90. ずるいよ Magnetic today

 にこまき推しへ、暴力的に「こういうのが好きなんだろ!ああん!?」とでも言わんばかりのにこまき曲。

 ライブで登場した時の「えっいるwwwいつからいたのwwwwwそこにいるのwwwwwww」は、草ってこういう時に生やすのだなあと。

 

89. Love wing bell

 凛ちゃんは可愛いよ!でおなじみ。凛ちゃんソロ変身もいいですが、希と二人変身もいいですね。音源差分も見返すといいものです。

 この回で凛ちゃんに落ちたファンも多そうですが、個人的には「ここで待ってるよ」が「あれ、この子可愛いのでは……?」という最初のきっかけでした。その話はまた別の機会にでも。

 

88. だってだって噫無情

 そのポジションのc/wに一曲は和ロックを入れる縛りでもあるのでしょうか。

 μ'sの曲って、パラレルものの曲も意外と多いのですよね。その度にことりがノリノリで衣装を作っていそうなのが微笑ましい。

 

87. シアワセ行きのSMILING!

 人並みに悩むけれど、それを乗り切る考え方とエネルギーを持った穂乃果。

 背中を追いかけるというより、隣で応援してくれるスクールアイドル像がそこにはあります。

 

86. 夏色えがおで1,2,Jump!

 劇場版で来るかと思っていました。流石にきませんでしたが、しっかりそれらしいシーンは用意していただきましたね。

 この曲が流れると「あー今日もおしまいだなあ」と感じるのは私だけではないはず。

 

85. 友情ノーチェンジ

 この曲が劇伴で使われた時、正直泣きましたね。「ノーチェンジ」の裏にある決意というか、本当に変わらない姿のままなら、あえて「変わらない」と表現する必要すらないわけで。

 それをあえて持って来るということは……と、この時点からボルテージが高まって行ったのでした。

 

84. あ・の・ね・が・ん・ば・れ!

 この曲に限らないのですが、リリホワの三人、すごくいい家庭を築いてくれそうというか、すごく幸せになってくれそうな気がして微笑ましいですね。

 ラブライブ!の曲って、ただ頑張って欲しいだけじゃなく、一緒に頑張っていこうという曲が多いのがまた素敵ですよね。

 

83. ぶる〜べりぃとれいん

 真剣な乙女心を、とろっとろに描いた曲。「aんっ」「eんっ」でそれぞれ韻を踏んでいますね。非常にリズミカル。

 内田彩さんのキャラソンメインのイベントでも歌われた曲です。ラブライブ!のコーナーだけファンの温度が違ったのも懐かしいですね。

 

82. まほうつかいはじめました!

「にこぷり女子道」が自分に課したものとすれば、こちらはそれをどう人に与えて行きたいかという方向性。二曲揃って"矢澤にこ"なのですね。

 本人の意向に沿っているのかいないのか、周囲からは「アイドルの鑑」「先輩」「漢」などと評されていますが。

 

81. PSYCHIC FIRE

 BiBiパワーってなんだ(真顔)

 あのエネルギーは、感じた者にしかわからないと思います。私も現地に行けなかったのでそれ以上のことは言えません。

 

80. 好きですが好きですか?

 ん?今なんでもって(ry

 間違いなく、上の一文を頭に思い浮かべさせる一曲。多分わざとやっているんだろうなあ。

 ことりと花陽の二人がデュエット、ユニット、ソロで積み上げてきた恋心がここで成就したような一曲。不安な曲も多い二人ですが、幸せな曲もあるのです。

 

79. baby maybe 恋のボタン

 私、幸せを噛みしめるこの曲の「ときめきを忘れないよ」っていう歌詞、大好きなんです。

 本当に可愛らしい曲で、聴いているだけで幸せ満点ですね。

 

78. Mermaid festa vol.2 〜Passionate〜

 スクフェスのイントロが激しい入りなので、フルを聴いたときに「……ん?」となりました。確かに「だんだんリズム変わ」りますね。

 この曲の超難関(当時の日替わりEX譜面のこと)は5thのライブビューイング会場で初めて達成したのをよく覚えています。

 

77. 告白日和、です!

 続けてこちらもデュオトリオから。三連符?の多さが特徴的でした。シンプルに多い。

 同時収録の「ぶる〜べりぃとれいん」と「孤独なHeaven」の落差が激しすぎて、この恋の勝敗が無情だなあ、と感じました。この流れは今後もいろいろなところで目にするのですが。

 

76. 純愛レンズ

「信じて…」とその人の心の感じたままを応援するところが、非常に希らしい一曲ですね。それでいて結構行動的にグイグイ行かせるという。

 レンズやカメラ、ビデオと希はアニメやPVでも度々登場する組み合わせ。その辺りが気になった方は、是非ともSchool idol diaryの希編を読んでいただきたい。

 

75. 恋のシグナルRin rin rin!

「りんがべー」とは、英語の苦手な凛ちゃんの発音の可愛さを表現したものである。

 「始まりたくなる」「おかしいな…恋じゃないもん!」等の歌詞が、リリホワの「キミのくせに!」あたりの要素が実は凛ちゃん由来成分なのを思わせて良いですね。可愛い。

 

74. Someday of my life

 この曲だけは、私は未だに「D.C.III」の曲なんじゃなかろうかと疑っていますがね。

 実は、「夢なき夢は夢じゃない」以前の穂乃果のソロ曲って、こういうしっかり噛みしめる方が美味しい曲、多いんですよね。それでいてドラマCDの壊れっぷりなので、もう何が何だかわかんねえな。

 

73. 輝夜の城で踊りたい

 ライブの特殊イントロにテンション上がるマンです。上がりません?

 この曲のSoloを聴くと、「フィーバー」のテンションが低い人がいて面白い。そこだけ追加収録してあげればよかったのに。

 

72. ぷわぷわーお!

 なんですか「好き好きぷわぷわ」って可愛すぎか。

 入手難度が高すぎて、私も人から聴かせてもらっただけですが、この前後リリースの曲との振れ幅が大きすぎて、海未ちゃんのメンタルが心配になる日々でした。

 

71. キミのくせに!

 現代を生きるリリホワ。幼馴染を語っているので海未ちゃん発信の曲かと思えば、なんと凛ちゃん要素の可愛らしさ。

 リリホワも可愛い曲が多いですね。昭和のノスタルジックな印象に隠れがちですが。

 

70. 永遠フレンズ

 当時「ズッ友」とか略していて申し訳ございません。試聴動画の歌詞を紙に書き出したりしたなあ。それでパートも聞き分けて書き加えて。

 そういえば、この曲の多分HARD譜面だったと思うのですが、配信当初は滅茶苦茶リズムがずれていて、おまけにフルコンボしても報酬Sにたどり着かないという鬼畜譜面でした。すぐに修正されましたが、当時の修正前譜面をフルコンボしたのは今でもちょっとした勲章です。

 

69. もしもからきっと

 くるくるくっすん可愛い。くっすんのわんこ感は可愛くて好きですね。人の話は聞いてあげてって思うけど、わざとやっているだけだったのかしら。

 南條さんも言及されていましたが、アニメ二期8話で「私の望み」というタイトルを見たときに「絵里がいうと違う意味に聞こえる……」と感じていました。

 

68. くるりんMIRACLE

 MIRACLE WAVEではない。あちらも回ってはおりますが。凛ちゃんなら軽々こなしてしまうし、やはり東京は怖い。

 難しいことも考えるけれど、「わーい くるくる」でもうどうでもいいやってなりますね。可愛いは正義。正義は勝つ。

 

67. Paradise Live

 3,2,1,Live!の掛け声から始まるこれから感と、どこか切なさを感じさせるアンコール感のバランスが絶妙。

 ファイナルの最後にこの曲が来たらそれはそれで号泣するだろうなって思っていました。もちろん、そうならないことは予期していたのですが。

 

66. 秋のあなたの空遠く

 3rdシングルにして、「どこへ向かっているんだリリホワ……」と感じさせた(大好きな)曲。「知ららら」「微熱」と来て「ここいらで時代の修正でテクノポップとか入らないかしら」と思っていた頃が懐かしい。

 男性目線で「女心と秋の空」なんて言い方をしますが、当事者からしたって自分の心がつかめない、まさに微熱。

 WHITE FIRST LOVEの考察でこの曲に言及しなかったのが悔やまれる。

 

65. 勇気のReason

 見た目ほど、いつだって心が強いわけではない海未。周囲の期待に対する葛藤と戦う強さもまた、彼女の魅力ですね。

 ことほの辺りはそういう海未のことをフラットによく理解しているからこそ、ずっと友達でいられるのでしょうね。

 

64. 夢なき夢は夢じゃない

 体育会系チア穂乃果。ファイトだよっ!の元ネタがこの曲ですね。ファイトクラブ、毎月楽しみにしていました。強そうとか言ってはいけない

 頑張りたいときに聴くのはいいのですが、心が折れそうなときに聴くとそのまま持って行かれます。自分で頑張るイメージの穂乃果ですが、様々なバリエーションの応援歌を持っています。

 

63. きっと青春が聞こえる

 なぜ「聞こえる」のだろうと考えたことが無いこともありませんでしたが、アニメの物語が全てこの曲に詰まっていると考えたら、最後の思い出の詰まった屋上が具体的に「青春が聞こえる」場所でもあるのですよね。

 作曲は高田暁さん。μ'sの曲はこの方によるものが大切なポイントで多いのですが、この曲もまさにそうでしたね。

 

62. これからのSomeday

 yozuca*さんの曲、もっと欲しいなあと思わせてくれる一曲。楽しい、可愛い、ワクワクする、そんなスクールアイドルの良さを詰め込んだような曲です。

 のぞえりの衣装がちゃんと用意されているのもいいですね。

 

61. 夏、終わらないで。

 白いBiBiです。相変わらず表と裏のギャップの激しさよ。

 BiBiの曲の好きなところとして、この曲をはじめとして、バックコーラスの美しさがあります。なんとにこが歌ってもギャグ寄りにならない!これは地味にすごいことでは?

 

60. START:DASH!!

 アニメ内での設定を反映してか、コード進行がシンプルです。ギターを始める方には、結構オススメの一曲。ちゃんと弾こうとすると難しいところもありますが、それっぽくするだけならいくらでも。

 三人バージョンのスクフェス配信、まだでしょうか?

 

59. WILD STARS

 イケイケなμ'sと乙女なμ'sの両方を堪能できる贅沢な一曲。これは是非みなさん、ソロでも聴いていただきたい。

 確か、のぞえりラジオで穂乃果MIXが流れたのはこの曲でしたでしょうか? つん、かっこいいんですよね……

 

58. Beat in Angel

 凛ちゃんまじえんじぇー。真姫ちゃんもえんじぇー。

 バズーカを打ちながら全く歌わず、バックで普通に歌が流れるあの演出、「ええんか!?」って驚愕していました。ええんか。

 

57. どんなときもずっと

 どんなときも君と一緒に歩んでいるよ、というシンプルな曲。

 この曲があるから、私たちはいつだってμ'sと一緒だと信じられる。あの輝きが色あせることなく、私たちの中で息づいて、生き続けているのだと。

 

56. COLORFUL VOICE

 この曲のおかげで、私のラブライブレードはずっとこの曲の配置です。

 私はペンライトの色でいくつか判別できないものがあって(青と紫、紫とピンク、黄色と緑とオレンジ等)色とボタンを押す回数を対応させて覚えないとライブに参加できないのですが、この曲を頭に入れることで自分のペンライトの色がわかるのには救われました。

 

55. るてしキスキしてる

 スピリチュアル×微熱。これはもう、希のためにあるような曲ですね。

 スクパラ、バージョンアップやなんかでバリバリに改善してくれると信じていた時期が自分にもありました。

 

54. Shangri-La Shower

 全く意図せずですが、続けてこちら。評価の低いスクパラですが、この曲の存在とアレンジミックスだけは高く評価されていますね。私は「大胆なファンファーレ」のところの歌い方が好きです。

 無事にスクフェスに配信されたときは安堵しました。安堵したと同時に、「とうとうスクパラの存在価値は……」とも感じましたが。

 

53. ふたりハピネス

 この曲を超える幸せな曲は無いんじゃなかろうか。どうぞお幸せに!

 ゆっくりなテンポだけに、この曲だけめっちゃ長いのです。初めて曲を聴く際、ちょっと動揺しました。

 

52. 嵐のなかの恋だから

 これこれ、こういうパラレルものの曲がノリノリで入っているのも、μ'sの特徴の一つですね。

 ことりの「ふたりの愛は永遠なの」の読み方、とても好きです。表情が目に浮かぶよう。

 

51. Listen to my heart!!

 ゆりかもめは、さすがに無理があるのでは……? 「語れりっぴー」に至ってはもう努力の痕跡すらわかりません。面白いからオッケー。

 のぞえり、ぐ〜りんぱと以降のラブライブ!ラジオがなし得ていないラジオパーソナリティ楽曲。この三人はちょっと別次元で特別(特殊)ですよね。

 

50. 愛してるばんざーい!

 「ジャズとかクラシックとは……?」と感じた視聴者は多いはず。私も感じました。

 この曲を最後に持ってくる演出、本当に憎い。確かに最初の課題を最後に解決に持って行くのは定石なのですが、シーズンまたぎでやられるとさらにグッとくるものがありました。

 

49. 私たちは未来の花

 元祖ラブライブ!和ロック。サビ前のスクフェスEX譜面のリズム、大好きなんですよね。

 ぱっと見で完璧風な海未の「未」な魅力がソロ曲には詰まっていますね。ソロに限らず、誰よりも自分が未熟であることを自覚している海未は魅力的なのですが。

 

48. Angelic Angel

 ギターの音がエロい。これに尽きる。

 演出もさることながら、この曲はパートごとのデュエットの組み合わせが秀逸でした。声のバランス、響きが独特な一曲。

 

47. なわとび

 シカコさんが可愛い。田んぼがそこにはあった。

 花陽の気持ちがしっかりと綴られた大好きな曲なのですが、日替わりでありながら所謂超難関譜面でないので、スクフェスのスコアマッチで登場しないのが惜しいですね(出てましたっけ?)。

 

 46. after school NAVIGATORS

 こんだけ重たいサウンドで「チーズバーガーmgmg」とか言っちゃうにこりんぱなが可愛い。こんな毎日が幸せですね。

 この曲がラジオのエンディングのきっかけなのですが、「もう終わっちゃうのか」というより「このあと何しよう」というポジティブな気持ちにさせてくれるのがいいですね。

 

 45. 微熱からMystery

 へいっへいっ! スクパラに収録されたアレンジをカラオケで歌うのもまた楽しいです。

 リリホワといえばこの曲、という方も多いのでは。スクフェスでの間奏の特訓の末、気づいたらドラムを叩かされた学生時代を思い出します。

 

44. 孤独なHeaven

 なにかと孤独にさせられる花陽。間違いなくいいお嫁さんになれそうなのになぜ……。ライバルが強すぎるのでしょうか。

 初めてのマカロンイベントがこれだったので、当時はHARDをクリアするので精一杯。残念ながら、当時のランダム譜面の猛威を知らないのです。

 

43. Music S.T.A.R.T!!

 真姫センター曲なのに、気づいたらのぞえりのテーマソングになっていた曲。

 生活にストレスを抱えながらも、この曲がまさに毎週の「生きる希望」でした。

 

42.  ENDLESS PARADE

 現地のプレミアチケットにしか付かないという、入手難度が高すぎる一曲。スクフェス配信はされているものの、フルで聴く手段は無し。非常に勿体無い。ライブでも披露されていない、よってライブのBlu-rayにも収録されていない、幻の曲(音源だけは私も知人に頂いたので持っていますが)。

 曲はまさに「遊園地デート」です。彼女たちのパレードを見ているような、それでいて彼女たちとパレードを楽しむような曲です。

 

41. スピカテリブル

 内田さんをして、とあるライブで「ことりらしくない(意訳)」と言わしめた曲。私はことりのこういうところは大好きですけども。

 セリフが入る曲というのはカラオケで歌うのが難しいものですが、私の友人は確か、タイミングまで完璧にこの曲を歌いこなしていました。気のせいだったかな。イケメン高身長の残念な彼は、今何をしているのか知りませんが。

 

40. soldier game

 一番好きな曲だとか、思い入れのある曲だとかを挙げるのは難しいですが、最も強い曲は私はこの曲だと思います。他にもツーバスが強すぎる曲だの壁を壊す曲だのありますが、ソルゲの強さが私は好きな強さですね。

 学生時代に少しだけバンドを齧っていて、経験もないのにスクフェスの感覚でドラムを叩かされたのはこの曲です。

 

39. もうひとりじゃないよ

 私はラブライブ!関連で一番好きな作曲者さんは佐伯高志さんなのですが、その佐伯さんの一番初めのラブライブ!曲。

 寄り添ってくれる穂乃果の、暑いだけじゃない暖かさ。まさに太陽のような子だな、と思います。「難しいことは分からないけど、一緒にいてあげることはできるから」っていう、得難い親友タイプの子ですね。

 

38. Wonderful Rush

 このPVで使われた金額を考察する動画があって、久しぶりに見てゲラゲラ笑いました。こういうくだらないこと考える人は大好きです私。

 この曲はなぜか大学のサークルの卒業前に、同期が五人くらいで振りコピしていました。私はそっと逃げましたが。

 

37. これから

 なぜ冒頭から配信しなかったのだスクフェス。これぞ王道の卒業ソング。寂しいという思いも肯定してくれる、大切な時間を胸にめぐる季節を過ごして行く、そんな曲です。

 同じ作曲者さんがいたようないないような、曖昧な記憶で検索をかけたら「サンシャインぴっかぴか音頭」が引っかかりました。分からねえもんだ。

 

36. 春情ロマンティック

 リリホワの集大成。曲調、微熱、声のハーモニー、ダンス、どれを取っても「見ろ、コレがリリホワだ!」と言わんばかりの一曲。

 リリホワはライブでこそ真価を発揮するユニットなので、ぜひともBlu-rayでご確認ください。他のユニットと比べても、ダンスの質が段違い。

 

35. Hello, 星を数えて

 そらまる先生お気に入りの一曲。凛ちゃんだけが衣装なのですが、これはファイナルで三人分の衣装が用意されました。その時の衣装替えが刺激的でございました。三人ともスタイル抜群なのだもの。

 雨から晴天に変えるのはμ'sの演出では何度か使われた表現ですが、コレが星空になるのが凛ちゃんならでは。彼女の成長を感じました。

 

34. ?←HEARTBEAT

 ♡を「ステキ」と読ませる演出が素敵。これはにこぷり♡女子道がにこ個人のプライド、こだわりであったのに対して、この曲では自分を好いてくれる人たちとのコミュニケーションにしっかりなっているのですよね。

 二期4話の衣装が三人分用意してあるのも納得の感動ポイント。あのぬいぐるみは泣いていい。すごい勢いで放られてた。

 

33. ありふれた悲しみの果て

 この曲、トリオシングルの「soldier game」に収録されているのですが、それを踏まえて聴くと感情移入が加速します。強いだけじゃいられない絵里も可愛い。

 この一曲しか絵里はソロを持っていないので、もっと幸せにしてあげて……と思うところもありつつ、情熱的な曲の多い絵里の中で珍しいタイプの曲で新鮮味も感じつつ。

 

32. タカラモノズ

 私と同時期にラブライブ!に入った方は、意図せずこの曲が初めてのラブライブ!曲だったりする方が多いのではないでしょうか。スクフェストップといえばこの曲です。「ズ」というのがいいですね。

 大学でベーシストの後輩がバンド練習の休憩中、おもむろにこの曲のイントロを弾き始めた時はびっくりしました。

 

31.Dancing stars on me!

 このタイトル、"dancing"が前置修飾、"on me"が後置修飾で、残るのは「stars」だと思っていますがどうなんでしょうか。意訳的には一番歌詞の「流れる星は味方なの」ということだと思います。

 ハロウィン曲ということで希センター。何気に穂乃果が参加していてセンターを務めていない曲は他に「Wonder Zone」と「Angelic Angel」くらいのものかと。

 

30. Storm in Lover

 ラブライブ!最古のカップリングとも名高い、えりうみの曲。Mermeid festa Vol.3と呼ぶ向きもあるとかないとか。

 絵里のデュエット曲といえば「硝子の花園」のインパクトが間違いなく大きいのですが、こちらも囁くようなセリフ入りのサビがたまりません。

 

29. Silent tonight

 イケイケノリノリなBiBiですが、こういう曲も歌えます。仮面の下の飾らない表情が魅力の一つなんですよね。

 こちらは確かアニメイトの二期全巻購入特典。一期がゲーマーズだけだったので不公平感みたいなものを感じた(とはいえ当時学生でお金もなく完走できず)のですが、二期で三店舗に拡大したのでますます「どうしろと……」と感じたのをよく覚えています。

 

28. Mermeid festa vol.1

 この曲、初めはずっとシングルの表題曲だと思っていたのですよね。買おうとして検索して「無い……あの曲は一体……」となった記憶があります。結果的にアルバムで聴いたのですが。

 この曲のHARDがスクフェス最初の難関でした。当時はアイコン速度の調整ができなかったので、左右のどちらが先に降ってきているのか判別が難しかったのです。

 

27. LOVELESS WORLD

 なぜかコーラス部分をみんながカラオケで歌いたがるという不思議な曲。ツーバスゴリゴリの強い曲。誰が言ったか焼肉曲。バンパイヤ編衣装と一緒にどうぞ。

  「ぼららら」「スノハレ」の山田高弘さん作曲、「after school NAVIGATORS」「Super LOVE=Super LIVE」の河田貴央さん編曲と後から知って納得。

 

26. SENTIMENTAL StepS

 時計の音が印象的なこの曲。

 当時から「こんな泣き曲持ってきちゃうかー」と思っていましたが、今聴くとまた違った味わいです。すれ違っても分からないなんてこと無いですし、ずっと一緒なんですけどね。

 

25. さようならへさよなら! 

  ファイナルライブを迎えたあの日以来、μ'sに対してさよならという言葉は避けてきました。もしもの時まで取っておきたい。その日が来ないことを願っていますが。

 いつでも会える、いつでも会おうと、涙を浮かべながら笑い合う9人の姿が目に浮かびます。彼女たちはあれから、どのような道を歩んで行くのでしょう。それは決して、ラブライブ!の物語ではないのですが。

 

 24. 僕らは今のなかで

 おそらく、全ラブライブ!ファンの中でも屈指の知名度を誇るであろう「すー」の振り。そして「これからだよー!」の南條さん。数々の名シーンと共にあったこの曲も、アニメ二期12話でさらに大きな意味を持つことになりました。

 1stライブのシンプルな衣装がここまで愛されるようになり、劇場版ではそのポスターが秋葉原の街に張り出される。現実世界での順番はライブ→アニメでしたが、それもクスッとできるポイントということで。

 

23. LONLIEST BABY

 この曲、確かに普通に好きなんですけど、こんなに上の方にくると思っていなかったんですよね。以外と思い入れがあったのでしょうか。さすが倉内さん、というおしゃれな曲です。

 スクフェスのこの曲のリズムの良さが病みつきになります。 

 

22. そして最後のページには

  ここまで書いていて思いました。μ'sって実は、卒業ソング歌いすぎでは?

 ライブでのスクリーンの演出がとても印象的です。私個人がニコニコ動画の歌ってみたやMADがちょいちょい好きだったのもあって、あの演出は突き刺さりました。

 

21. 僕たちはひとつの光

  白状します。最初に劇場で聴いた時のこと。

 まず、映像に圧倒されます。そして、音楽に心を動かされます。

 それぞれの名前が入った歌詞に感動していったところで唐突に「突然の……海……?」となりました。今ではそのフレーズこそ大切なものだったとわかるのですが。

 

 20. HEART to HEART!

 スクールアイドルにとって、好きの力はとても大切なエネルギー。

 μ'sにとって大切な曲であるのはもちろんですが、同じ月にデビューシングルが発売されたAqoursにも、その心はしっかりと根付いている。そんな曲という側面も持った曲です。

 

19. NO EXIT ORION

 切ない想いを抱え続けてきたPrintempsの感情が昇華されたような一曲。ユニット第四弾は、表以上に裏の曲が訴えかけてくるようなところがありますね。

 スクフェスでしか知らない方は、ぜひともフルを聴いていただきたい。カットされてしまった前奏から素敵ですので。

 

18. 僕らのLIVE 君とのLIFE

 幾度となく披露されてきたこの曲は、キャストさんが「目を瞑ってもフォーメーションで踊れるんじゃないか」とまでいうほど体に馴染んだものになっていたようです。

 この曲からすでに、ラブライブ!の曲と生活は切っても切り離せないものになると暗示されていたようですね。畑亜貴の先見の明、おそるべし。

 

17. Super LOVE=Super LIVE!

 勢い、熱さ、歌詞の吹っ飛び具合まで、これがラブライブだ!ぜ!という激しい一曲。発売当時は「ミはμ'sicのミ」よりこちらの方がたくさん聴いていました。

 ライブに参加するときのあの「生きてる」感がとても好きなのですが、それをくっきりはっきり感じさせてくれるこの曲が好きです。

 

16. Future style

 他二曲の学年曲と比べるとインパクトが小さいように感じますが、他のどの曲よりもいまという未来を生きている曲。

「心はひとつ」というのは、μ'sに特徴的な内容なんですよね。みんなが同じなのと心がひとつなのは全く別のことで、そのことを彼女たちはよく理解していたのだと思います。

 

15. ススメ→トゥモロウ

 急に歌い出すから何事かと思いましたよね。

「可能性ある限りまだまだ諦めない」という、その言葉以上に行動的な彼女たちの姿。車を神回避するのだって、熱い紅茶を飲み干すのだって、その熱さがあれば造作もないことなのです。

 

14. それは僕たちの奇跡

 紅白歌合戦に参加した、ラブライブ!の歴史に永遠に刻まれる重要な曲。全員同一の振り付けなのに、なぜ「ほのクロール」と呼ばれるようになったのか。

 Blu-rayのジャケットが差し込まれる演出も見事にハマっていました。アニメ二期まででラブライブ!から離れられた西田亜沙子さんが、まさか後に「犬作画監督」として戻ってこようとは。

 

13. MOMENT RING

 μ'sのこれまでを閉じ込めた一曲。最新の曲のはずなのに、これを聴けば彼女たちと駆け抜けた時間が昨日のことのように蘇ってきます。

 ソロライブIIIが発売になったことにより、ラップパートの音程も明らかに。カラオケの採点機能って、あの本来の音程で取っていたりするのでしょうか?

 

12. ミはμ'sicのミ

 ファンミーティングツアーのテーマソングであり、G's紙面企画で読者からの詩を紡いだ曲。お隣さんにはぶつからないよう、ご注意を。

 私は最初で最後のμ's現地が横浜ファンミだったのですが、それだけにこの曲は思い出深いものがあります。聴くごとに味わいを増す曲ですね。

 

11. SUNNY DAY SONG

 未だに聴きながら泣いたりします。劇場版、「僕たちはひとつの光」では泣かなかったのですが、ここで泣き切ってしまっているからかもしれない。

 劇場版でこの曲を泣かずに見終えるコツは、「Sun power」のところでリザードンを思い浮かべることでした。(リザードン夢特性は「サンパワー」)

 

10. KiRa-KiRa Sensation!

 ラストライブに相応しい、μ'sの集大成の曲。「僕らは今のなかで」と対になっている感じがたまらないですね。

 自分たちがここに来れた感謝を歌った曲を決勝で、というのがいかにも彼女たちらしくて素敵です。「みんなで叶える物語」ですからね。

 

9. Snow halation

 冬の曲というのは好きなのですが、これはまた特別ですね。

 ファンとの相互関係の中で成長していった曲です。私のお気に入りポイントは、盗撮する希です。

 

8. No brand girls

「ライブで盛り上がる曲といえば?」でおなじみ。振り講座がなくても、ファン同士で教え合えるくらいの浸透度です。

 アニメでああいう事態を招いたきっかけの曲ですが、リアルのライブであそこまで盛り上がれる曲なので、穂乃果がこだわりを持ったのも分かりますね。

 

7. Dreamin' Go! Go!!

 この曲は5thライブで披露されました。音源自体は「ENDLESS PARADE」と同様に希少なものですが、開演前に流されていたことでライブ本番ではコールもバッチリ。なんて訓練されたファン達なんだ。

 この曲はもっと浸透してもよかったですし、なんならファイナルライブでもやって欲しかったくらい。あれ以上熱いセトリになったらこちらが保ちませんが。

 

6. Love marginal

 Printempsの始まりの曲。「王道アイドルユニット」の看板はどこへやら。

 この曲から、ことぱなの女の戦いの歴史が始まったのだ。え、違う? でも不思議なくらい、穂乃果にはそういう曲がないですよね。センターなのに。

 

5. 冬がくれた予感

 間奏のギター、めっちゃ好きなんです。エリチカさんまだギター弾けるんでしょうか。そういえばユニットのときの絵ですよね、絵里のギターの絵って。

 これを買ったのは妹と新宿に出かけたときですね。よく覚えています。なんでクリスマスに妹と新宿に出かけたのかは、全く覚えていませんが。

 

4. Anemone Heart

 このダンスはちょっとやばいですね(語彙)。

 この曲、ことうみ曲ともとれますし、ことほのうみ曲ともとれますけれど、むしろ百合カップリングを全く想定していない人はどうやって聴いているんですかってそっちの方が気になります。

 

3. ユメノトビラ

 この曲は間違いなく、「ラブライブ!サンシャイン!!」で大きく意味合いを変えた曲です。当時から好きな曲のひとつではありましたが、こんなにその存在が大きくなるなんて思ってもみませんでした。

 ピアノ(キーボード?)とギターの掛け合いが好きで、「これは君と僕とが高め合って行く物語を表現しているんだな」なんて考えたりしていました。

 

2. 硝子の花園

 通称・餃子の花園。あるいはデーデッデー。のぞえり推し、ラジオガーデンリスナーとしては、この曲は外せません。うっかりタイトルの方に餃子って書こうとしました。臭いには気をつけましょう。

 はっきりと「百合の迷路」って言っていますし、もうのぞえりに関しては公式で結婚してもいいと思うんです。指輪とか渡しちゃうし。目配せとか、見つめあって微笑んじゃったりするし。

 お互いに良き相棒で、頑固なふたり。一期8話の廊下のシーンが、私がラブライブ!で最も好きなシーンです。

 

1. UNBALANCED LOVE

 この曲こそが、私がラブライブ!にのめり込んだきっかけでした。

 スクフェスで行われていた伝説的なイベント「唇からI love you」にて使用されていた楽曲。プレイしていくうちに曲の魅力に取り憑かれ、そこから誰が歌っているのか、どんなユニットがあるのか、どんな展開をしてきたのか、とにかく調べて、たくさん聴いて、全部きっかけはこの曲です。

 振り返ってみると、この曲も佐伯さんの曲。恐ろしや。

 

 

 

 

 ということで、全曲さらっとですが、触れてみました。1曲1ツイートくらいのつもりで書きましたが、やはり文字数はなかなか増えますね。

 思い返すと、意外と聴き込めていない曲も多いのですよね。これをきっかけに、またμ'sの曲の考察なんかも個人的にはしていきたいところ。

 さしあたっては、次にやろうとしている考察で、ちょっと長めに触れるかも……?

 

 今回の企画は、生春さん(@Time_mrsi)さんの企画に、勝手に乗っかって投稿しているものです。生春さん、素敵な企画をありがとうございます。

 

 μ'sの音楽、ファイナルから二年たっても記憶と感情が色褪せることはありません。

 これからはもっとよろしくね!

  

WHITE FIRST LOVE 試聴動画から、想像を膨らませてみる。

 

 

 こんにちは、ぶろっくです。

 Twitterで「次はWATER BLUE NEW WORLDの考察やります!」と言っていたのですが。

 

 


【試聴動画】「ラブライブ!サンシャイン!!」TVアニメ2期Blu-ray第5巻特装限定版特典CD⑤「RED GEM WINK / WHITE FIRST LOVE」

 

 こちらの曲、二曲目の「WHITE FIRST LOVE」が思っていた以上に想像力をかきたてられたというか、正解ではなさそうなひとつの物語が見えてしまったので、ここに残しておこうと思います。

 ついでと言ってはなんですが、二番の歌詞についてもこの時点での私の予想をある程度記しておきたいと思います。

 

 

注意事項です!

・「こんな読み方ができないくない」という内容ですので、「これが正解だ!」というつもりはありません。むしろ、本来は違うと思います。

・歌詞は耳コピしたものですので、正確性は保証しません。また、フル音源並びに公式な歌詞が判明してもこの記事の内容は変わりません。

・楽しみ方の一つとして、ご覧いただけると幸いです。

 

  • 歌詞
  • 微熱曲である、ということ
  • 物語を想像してみる。
  • 二番以降の歌詞はどうなる?
    • おわりに。

 

続きを読む

DROPOUT!? の歌詞を考察してみる。

 

※記事中に、以下のネタバレが含まれます。お気をつけください。

・アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」1期、2期の軽微なネタバレ

ラブライブ!サンシャイン!! 2nd season挿入歌シングル収録曲「DROPOUT!?」のフル歌詞のネタバレ

・その他、ラブライブ!関連楽曲に関する軽微なネタバレ

 

  

ご挨拶

 

 こんにちは、ぶろっくです。

 新宿に用事があったので、ついでに秋葉原にも行ってきました。

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 Saint Snowさん、宙返りの地も。

 

 

 

 今回はTwitterでもチラチラ言っていたように、こちらの曲について考えていきます。

 


【試聴動画】TVアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』2期 第9話挿入歌 「Awaken the power」C/W「CRASH MIND」「DROPOUT!?」

 

 はい。こちらの三曲目、Saint Snowの「DROPOUT!?」です。

 

 実はこの曲、私ははじめ苦手意識を持っていました。

 なんでこの曲に、こんなに激しいツーバスが……と。

 けれど歌詞を聞き取っていくうちに、そのアンバランス感がSaint Snowを物語っているのだな、と感じるようになりました。

 

 それでは、歌詞本編を見ていきましょう。

 今回は、Saint Snowの、特に作詞作曲担当であり二期8,9話であまり想いを語られなかった聖良を中心とした物語を、歌詞を追いながら考えていきます。

 前回よりも、すんなりと呼んでいただける記事を目指しました。文字数も前回の約半分です(笑)

 

歌詞考察 

 

ここまで来ても答えが
わからない 迷いの中
つかんだはずの光は 本物じゃなかった

闇に飲み込まれて

 

 アニメ一期12話で「A-RISEやμ’sの何がすごいのか、何が違うのか」「勝ちたいか」という問いかけに対して、聖良は次のように答えています。

 

 「勝って追いついて、同じ景色を見るしかないのかも、って。」

 「勝ちたくなければ、なぜラブライブ!に出るのです?」

 「μ’sやA-RISEは、なぜラブライブ!に出場したのです?」

 

 彼女たちもまた、スクールアイドルとしての輝きを探す最中。

 その答えを見つけるためには、同じ舞台……ラブライブ!決勝に立ち、そこで優勝するしかない。

 Aqoursが地方予選で敗退したあの大会で、ラブライブ!の決勝まで駒を進めていたSaint Snowのふたり。

 μ’sや、彼女たちが憧れたA-RISEの高みに限りなく近づいたふたりですが、その景色はふたりに光を与えてはくれませんでした。

 

「ここ」はラブライブ!前回大会の決勝であり、この曲が歌われた予選でもあるのでしょう。

「迷い」は偉大な先駆者たちの輝きに辿り着けないこと。

 今のスクールアイドルの誰もが、パフォーマンスがどれほどうまくても、肩を並べたと思うことができない。

 二期6話で聖良はその先駆者の輝きを、「決して、手の届かない光」と表現しています。

 聖良は決勝大会の経験を二期12話で、こう語っています。

 

「自分の視界、全てがキラキラ光る。まるで、雲の上を漂っているようだった」

 

 求めていた光を手にしたように思えたふたりですが、結果としてA-RISEやμ’sのようになることができませんでした。

 

 

 

DROPOUT!?
置き去りのpassion 予想外situation
何を悔いたってlost a sensation

 

必ず手に入れるはずの
輝きはどこにある?

 

 ラップになっているので英語部分は韻を踏んでいるのですが、ここに”sensation”が用いられています。

 これによって、前の歌詞の出来事から内面に踏み込んだ、ラブライブ!前回大会決勝での心情ではないかと考えることができます。

 

 “DROPOUT”とは直訳で「脱落」のこと。

 ふわふわと見る夢のような感覚の中で、高まって行く熱量に反して、その輝きは見つからない。

 

 同じ舞台(ラブライブ!決勝)に立ち、そこで最高のパフォーマンスをすることで、初めて先駆者の輝きに手が届く。

 その筈が、辿り着いた場所には何もない。

 悔しさとは全く別の、全力を出しても手のひらからこぼれ落ちてしまうという、決定的な挫折です。

 

 

 

それでもGo to the world 止められない
出口のない夢の先を

探そうGo to the world 孤独がただ

今を歪めるなら 誰を呼びたいの?

 

 それでも、これは意地のようなものなのか、諦めきれずに再びその景色(= “the world”)を探します。

 到達したはずが、ゴールがどこにも見つからなかった、ふたりの「夢」。

 かつて歌の中で「孤独なほうが届きそうだから」と口にしていましたが、μ’sもA-RISEも孤独ではありませんでした。

 輝きを見つけられない自分たちを省みて、もしかしたら輝きを増していくAqoursの姿をみて、孤独であることが正解ではないと感じたことがあったのかもしれません。

 いつでもストイックで不器用な彼女たちらしい迷い、葛藤です。

 けれど、そのスタイルを貫いてきた彼女たちには、孤独でなくなる、とはどういうことか、自分たちでは分からない。

 

 あくまでも想像ですが、もともとふたりは夢に向かうための繋がりの力を、馴れ合いであり、余計なものだと考えていたのかもしれません。

 「誰を呼びたいの?」は、聖良としては自分への問いかけのようですが、理亞は孤独を貫く自分と本番前にAqoursを呼ぶ姉とのギャップを感じていたのかもしれません。

 聖良は同じく輝きを求めるAqoursとの親交を深めていきますが、それが理亞の目にはどのように映っていたのでしょう?

 それもこれも全て姉の、Saint Snowのための努力だというところに、理亞の可愛さ、強さ、優しさを感じますが。

 結果は皮肉にも、いつも隣にいるお互いのことさえ見えなくなり、予選での失敗を招いてしまいます。

 

 

 

いつでも意味を求めて
叫んでる 心の鼓動
確かなものが見たくて 走り続けてたら
闇に愛されてた

 

 「意味」は輝きを、「確かなもの」は眼前で確実に輝いている先駆者たちの輝きを、それぞれ指していると思われます。

 少し前の歌詞にあった「必ず手に入れるはずの」も似たような意味を持っています。

 それはAqoursが辿り着いた「自分の輝き(『MIRACLE WAVE』)」「見たことない夢(『青空Jumping Heart』)」とは、対極の表現。

 決して手の届かないその光は、Saint Snowのためのものではないのです。

 そのことに聖良は気づいていますが、まだふたりでそれを表現することはできません。

 

 Saint Snowの音楽は、目指したものは、力強く、打ち勝つ音楽。

 けれどその歌詞に表現される心は、実は常に弱者の物語です。

 自信のない自分を鼓舞して、経験を糧にして、弱い自分と決別する、打ち克つ物語。

 そのズレが、ふたりに無理を生じさせてしまったのかもしれません。

 

 ただ、その思春期ゆえの危うさ、繊細さと強さのギャップがSaint Snowの最大の魅力であると、私は考えています。

 誤解を恐れずに言えば、優勝しないことで輝くグループなのではないか、とすら感じています。

 

 

DROPOUT!?
悲観でcuration 悪徳へnavigation
それは嫌だってblock your imitation

 

 “curation”は情報を整理すること、というようなニュアンスでしょうか。

   “navigation”は帰りにチーズバーガーmgmg 目的語として「自分を」と付け加えると「悪徳へ自分をnavigate」となり、意味が通りやすくなりますね。

 “imitation”はコピーや物まねのこと。

 

 ラップのパートを意訳するのはセンスがないような気がしないでもないですが、あえて私なりに意味を拾っていくと、こうなります。

 

 その光は私たちのものにはならない。

 悲観にくれて、必死に悩んだ。

 (その嘆きから、)輝きから自分を遠ざけようとしていた。

 それは嫌だから、私たちはマネすることをやめるんだ。

 

 ”block your imitation”は「マネをするな」という命令ではなく、自分が「マネをしない」ということでしょう。

 スクールアイドルにとっての「悪徳」とは何かを考えたときに、AqoursSaint Snowに共通することですが、「輝かない」ということであると考え、こういった言葉のチョイスになりました。

 

 

 

空の色が見えないのに
輝きを感じてる!

 

 「空の色」とは、たどり着きたい輝きのことです。

 「WATER BLUE NEW WORLD」を筆頭に、Aqoursの羽が青色に輝く演出がなされていましたが、あの文脈でしょう。

 確実な輝きを追いかけてきたSaint Snowにとって、自分たちの輝きを求めることは、見えないものを追いかけるということ。

 それなのに輝きを感じるのは、そこの先でふたりが一皮剥けるのだということを暗示させてくれます。

 

 

痛みでOut of the world 胸が裂ける
こぼれ落ちた夢のかけら

拾えばOut of the world 嘆きのあと

いつか動き出せる だから顔あげて

 

 一番の”Go to the world”が先駆者たちの輝く景色を目指したのに対して、こちらはその景色から抜け出しています。

 追いかけることをやめたふたり。ここでも「夢」を叶えるためには痛み、苦しみを伴います。

 Saint Snowの場合は、それまでずっとふたりで胸に抱えてきた「夢」を問い直さなくてはならない苦しさ。

 Aqoursにとっては「気づくこと」であったこの問題は、Saint Snowにとっては自分たちの全てを見つめ直す必要を迫られるほどのものです。

 鮮烈な痛みを伴う歌詞の文言に反して、微かに希望を持った言葉でサビのパートが締められています。

 それでも北海道予選を突破できなかった彼女たちは、未だこの苦しみの最中に囚われているようにも感じられました。

 

 

 

抑えることなど できない力
持て余してるこの想い

明日が描けない時も夢は 熱く蠢いてる

 

 この歌詞は、二期9話挿入歌「Awaken the power」に続いているようですね。

 スクールアイドルとして、自分たちだけの輝きを求めはじめたSaint Snowのふたり。

 全く新たな挑戦とも言えますが、その輝きにかける熱量は非常に大きい。

 一期の挿入歌が「SELF CONTROL!!」であったのに対して、ここで「抑えることなどできない」と表現しています。

 彼女たちの不安やワクワク、自分に感じている可能性、そういったものを垣間見ることができます。

 

 

それでもGo to the world 止められない
出口のない夢の先を

探そうGo to the world 孤独がただ

今を引き裂いてる 誰を呼びたいの?

呼べばいいよ!

 

 一番サビから「歪めるなら」が「引き裂いてる」に変わり、最後に「呼べばいいよ!」が追加されています。

 

 落ちサビからの流れで行くと、今度の"Go to the world"は自分たちの景色というニュアンスで良さそうです。明日が見えなくても、その熱量を持って先へ進んでいける。

 同じ歌詞でも、そう見ると持っている意味合いが全く変わってきますね。

 

「今を引き裂いてる」は、一つ前のパートの「胸が裂ける」を受けた表現でしょうか。

「歪める」が在り方を歪めることであったのに対し、「引き裂いてる」「呼べばいいよ!」は足りないものだと認めて補おうという気持ちを感じます。

 これもまた、運命的に「Awaken the power」へと続いています。

 あるいは、聖良が自分たちを変えて欲しいとAqoursに託した願いであったのかもしれません。

 

 

まとめ 

・この曲は、Saint Snowが自分たちの輝きを見つけようとするまでを描いた曲と捉えることができる。

・歌詞中の DROPOUTには「輝きを見つけられなかったこと」と「今までの自分たちのスクールアイドル像から抜け出すこと」の意味が込められていると考えられる。

・これから輝きを探していくという、期待の歌でもある。

 

 いかがでしたでしょうか。

  非常に強い曲を揃えているSaint Snowですが、その裏側にある繊細さにも注目すると、彼女たちの物語にも興味が生まれます。

 歌詞を読み解いていくにあたり、個人的に難儀したのは二番頭の「意味」「確かなもの」の解釈でした。

 こういうストーリーがアニメとリンクしているような歌詞考察をするときは、軸をしっかり持って歌詞と向き合うことが重要だな、と再確認いたしました。

 それでは皆さま、またお会いしましょう。

 

 

ライブが好きだ、という個人的な思い出話。

 こんにちは、ぶろっくです。

 巷はAqoursのファンミーティングツアー幕張公演で、大変に盛り上がっております。

 Twitterで再三グチグチ言っております通り、私は参加できないのですが。

 1日目に参加された、あるいは2日目に参加される皆様の、最高の思い出のひとつになることを心から願っております。マジで。

 

 

 さて、Twitterでグチグチ言いながら「こんなネガティブな発信ばかりじゃダメだぞ」って反省したので、私がライブを好きだ、という思い出話を。

 次の考察記事は、もう少々お待ちくださいませね。

 

 

※注意

 考察記事でもなんでもなく、思い出話です。ヤマもオチもイミも特にありません。

 

  以下、ちょっとFacebookに非公開でメモとして残っていた文章を供養します。

 当時は大学生。卒論提出寸前に何をやっているのだ、というかんじでしたね。

 題材は、「うっちー」こと内田彩さんの2nd Liveに参加したということ。

 

 2015/12/05、つまり昨日の17:00~19:30、内田彩さんの2ndLIVE「Blooming! *咲き誇れみんな*」に参加してきました。
 もともと、うっちーの曲はどれも大好き。ロックでアップテンポな曲も、胸を締め付けられそうな曲も、ふわふわしてたりする曲も、どれも感情にすごく影響を与えてくれる、彩り豊かな素晴らしい曲たちです。
 

 

 卒業論文そっちのけで書くこと2,000字以上(一部省略)。

(卒論は無事に専攻内最速で提出しました。)

 今でも鮮明に覚えています……あれは4月に就職を控えた12月。

 就職先は外食の業界。人手不足や厳しい労働環境が騒がれる(そして事実その通りである)、さらに言えば大卒でわざわざ選ぶ必要はない業界ですが、自分なりにやりたいことがあって決めた進路で。

 それでも不安で不安で、せめてそんな気持ちを吹き飛ばそうと、思い出作りにライブに行きはじめた大学四年生。


 今回はソロとしてのLIVEということで、自分が好きになってからのうっちーの曲たち。どちらが良いとかではなく、それでもテンションというか、期待度がハンパじゃなかった。
 開場前に、有明コロシアムから聴こえてくるうっちーのリハ音。物販で並んでいる時もいいBGMになっていました。ペガサス号の時の悲鳴(?)や、Blooming!の上がり音の苦戦もあって、それに1stの曲も殆どリハしてくれて(やってないのはオレンジとピンク・マゼンダ、ドーナツくらいかな)。それはもう、うっちーのLIVEへの気持ちの強さを感じて、ドキドキしてました。

 

 

 物販待機列で、リハーサルの音が聞こえてきたんですよね。

 当時のTwitterアカウントの相互さんと盛り上がったりしましたっけね。

 

 
 曲名を挙げだしたら全てになってしまうけれど、今までで自分はライブでまだ聴いてこれなかった曲(つまり、「キックとパンチ」「Growing Going」「アップルミント」以外)も生で聴けて、生の立ち姿と表情を見て、改めてうっちーの魅力を確認しました。声、それを使った表現、そして表情。この表情からこの歌声、と考えると、納得できるというか、「そりゃ、素敵なものが出来上がりますわ」となりました。
 「Like a bird」「ONE WAY」といった切ないロックの曲のうっちーの表情、「いざゆけ!ペガサス号」や「スニーカーフューチャーガル」「キックとパンチ、どっちがいい?」の感情の豊かさ、アップ曲の盛り上げうっちー、「アップルミント」の「生きてるー!!!」……本当に、キリがないです。
 ライブには何度か行っていて、その中で「笑顔にしてもらうだけじゃなくて、もしこっちを見たとき、もしも目があった時、『いい笑顔だな』『やっててよかったな』っていう心の動きをしてもらえるように、自分からも笑顔になりたい」って思っていました。
 けれど、今回のライブはそれだけじゃなくて。うっちーのおかげで、「自分はこんなに笑えるんだ!」「こんな表情ができるんだ!」っていう時間を過ごせた。咲き誇るうっちーと同じ場所を7,000人と共有して、自分も心から咲き誇ってる、咲き誇りたい、そういう気持ちにさせてくれる、そういうライブでした。
 もしかしたら、うっちーと同じ場所にいられるように、自分を高めていきたい、というのと近いのかもしれないですね。今よりも胸を張って、声も張って、うっちーを応援して、ファンとしてライブに参加したい。そういう心持ちでした。
 最後の、ダブルアンコールの最後のBlooming!の前に、「(物販のペンライト以外の人もいるから)みんなが思う『ピンク色』を振ってね!」って言ってくれました。そのことが本当に嬉しくて、自分はペンライトを周りと同じ色にすることはできないから、と悩んでいたけれど、うっちーの曲を自分の感じた「うっちー色」で応援していいんだ、と心から感じました。

 

 私ごとですが、自分は所謂「色覚異常(呼び方は変わるんですって?)」なので、周りを見て色を判別し、ペンライトの色を変える、ということができないのですね。

 例えばペンライトの黄色と緑、オレンジは判別できません。

 それでも自分なりのライブ参加ができるんだ、と嬉しく思ったものです。

 

 人によっては、あるいはライブによっては「統一感を出したいのに一人だけ違う色を振るな」という方がいらっしゃると思います。

 別にそれを否定するつもりもありませんし、私も自分のペンライトの色の順番、曲ごとに振りたい色とボタンを押す回数を暗記して参加しています。

 ただ、それはそれとして、感じたままに応援する自分を肯定されるのは嬉しいものなのです。

 

 もちろん、うっちーと自分とは違うけれど、自分が素敵であることで人を素敵にしたい、という感じです。
 こんな自分が「自分も咲き誇りたい!」って思えて、表情筋と後頭部が痛くなるほどの笑顔になれて、うまく表現できない切なさで胸が締め付けられて、そんな経験を出来るなんて、本当に素敵なことです。
 まだまだ辛いこと、納得の行かないこと、たくさんあると思う。そんなとき、うっちーの声を聞いて、言葉を思い出して、歩いていきたい。そんなライブでした。
 おわり。
「大人になっても、枯らしたくないよ……!」

 

 

 という訳で、そんな経験を経て社会人になって。

(余談ですが、μ’sのファイナルライブは入社式と被っていたため、1日目はディレイ、2日目は翌日上映にてLV参加でした。)

 お客様を笑顔に、一緒に働く人が楽しく働けるように、という気持ちで常にお仕事をできるのは、間違いなくこのライブの経験があってこそ、なんですよね。

 憧れの姿に自分も近づきたい、というか。

 そういう自分になりたい、というか。

 自分も楽しみたい、というか。

 自分に自信のない私が、仕事を楽しめるようになったのは、間違いなくライブのおかげなのです。

 

 そんな私なので、お仕事がお休みなら可能な限りライブに行って、元気になりたい。

 土日は常にお仕事だから休めないけれど、ライブからもらったものを表現できるからお仕事は嫌いじゃない。

 

 そんな葛藤の中、「運営さん〜お願いだから平日にもライブ開催して〜」などとずっとのたまっている訳ですが。

 イベントに参加できない悔しさは常に持っていますが、それと同じくらいお仕事への前向きさを教えてくれたのもまたライブでした。

 

 

 短めですが、私がライブを好きですよっていう、それだけのお話でした。

 

Pianoforte Monologue の歌詞を考察してみる。

※記事中に、以下のネタバレが含まれます。お気をつけください。

・アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」1期、2期の軽微なネタバレ

ラブライブ!サンシャイン!! 2nd season Blu-ray第3巻特装限定版特典CD収録曲「Pianoforte Monologue」のフル歌詞のネタバレ

・その他、ラブライブ!関連楽曲に関する軽微なネタバレ

 

 

 というわけで、初めての考察記事です。

 

 今回は、初回なのに最新のリリース?曲。

 ラブライブ!サンシャイン!! 2nd season Blu-ray第3巻特装限定版特典CDに収録された曲。

 桜内梨子(CV:逢田梨香子)の「Pianoforte Monologue」です。

 (試聴動画の後半の曲です。)

 

 

 この曲、試聴の段階でもとてもいい曲です。

 が、フルで聴くともっといい曲です。

 先日のニコ生で逢田梨香子さんが

「聴きどころは、後半です」

 みたいなことをおっしゃっていました。

 

 間違いねえです。私は聴きながらボロッボロ泣いていました。

 特段、梨子推しとかではないのですが。

 それだけ、物語とのリンクを含めて、素敵な曲です。

 

 考察と銘打っておきながら、思ったことを書いているだけなのは、そこはそれ。

 ちゃんと考察できるようになるまで人に見せないのでは、一向に進歩がないじゃありませんか。

 それでは、梨子の成長を感じながら、物語を追いかけながら歌詞について考えていきましょう。

 

 

 

 

私のなか流れ出した音が たくさんあるの

綺麗なだけじゃなくて でもねどこか優しい音が

新しい夢と涙 とけあったコンチェルト

 

 一行目、「流れ出した」は梨子のなかに流れ始めたという印象を持ちがちですが、漢字を解釈すると、それらは他から流出してきたという見方もできます。

 ここまでのパートは、輝きと痛み、優しさを新たに見つけた梨子が、再び音を紡いで曲を作ることができるようになったというモノローグ。

 あるいは、内浦に来た梨子がこれまで何を得てきたのか、ということを全体的にまとめて表現した部分です。

 以下、二行目と三行目に関するちょっと長ったらしい考察です。

 

 

 「流れ出した音」とは、どんな音?

 二行目と三行目は、一行目の「音」に対する補足であると考えられますが、先述の通り

 ・どういうものを受け取ってきたのか

 ・どういうものを生み出せるようになったのか

という二つの意味を読み取ることができます。

 

 「(綺麗さを含み、優しさと『でも』でつながる特徴を持つ要素)」であることに加え、「優しい」のが、今の梨子のなかに流れる音の特徴であるらしい。

 優しさと、どの様な要素を持った音なのでしょう。

 その次の行によれば、その音は「新しい夢と涙」がとけあったコンチェルトです。

 

 Aqoursにとって「夢」は「キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!(TVアニメ『ラブライブ!サンシャイン!! 』公式サイトより)」です。

 ストーリーを遡り、「夢で夜空を照らしたい(Aqours)」の「夢」の周囲で修飾していそうな単語を探すと「約束」「祈り」「階段」「扉」に行き当たりました。

 「夢」は想いを形にしたものであり、どうやら何かを乗り越えた先で確かめるもののようだ、ということはこの段階で感じていたようです。

 また、廃校という現実を超えて輝きを求めたAqoursにとって、「夢」は、「痛み抱えながら求めるもの(Aqours『WATER BLUE NEW WORLD』より)」です。

 だからこそ、「夢」の本質を身を以て経験してきたアニメ二期12話で、Saint Snowに以前より「頼もしい」と評されることになったのでしょう。

 

 歌詞に戻ると、「綺麗なだけじゃな」いのは、この部分が三行目の「夢」を表しているからではないでしょうか。

 スクールアイドルの「夢」は何かを乗り越える力を得て力強く輝くようになるのですが、同時にその過程では痛みを伴うものなのです。

 ちなみに、梨子がスクールアイドルをはじめるきっかけとなったμ’sの「ユメノトビラ」では、意訳ですが「君」との繋がりが鍵となっています。

 誰かと共に歩むことで乗り越える力を得られるという内容は、1期11話で梨子と曜が千歌にとってのスクールアイドルの輝きとして語り合ったものと合致していました。

 

 

 それでは「夢」に対して「涙」はどうでしょうか。

 「涙」は「夢」と比べると、それがなんであるかは具体的です。痛み、辛さ、嬉しさ、そういったときに流れるもの。

 

 「涙」と言えば、という表現が適切かどうかはわかりませんが、梨子に関連して涙が重要な要素として登場するのはまず一期8話です。

 (ここでまだ直接の関わりのない鞠莉、)ルビィ、千歌の三人の流した涙が印象的で、浦の星女学院購買部のメモリアルグッズにもそれが表れている回でした。

 次いで一期12話、電話越しに曜と会話するシーン。

 これ以降、アニメ二期では曜と千歌に対する梨子のアプローチが二人を気遣うものに変わっていきます。

 顕著に表れているのが二期12話、UTXのスクリーン前で二人の前に遅れて姿を現したことでしょう。

 これら涙にまつわる経緯が梨子にもたらしたものが、歌詞二行目の「優しさ」に対応するのではないでしょうか。

 

 

 と、いう訳で。

 少々長くなってしまいましたが、冒頭の「流れ出した音」は

 ・輝きのために想い、乗り越える力

 ・それに伴う痛みと優しさ

といったものが入り混じったものだと考えられます。

 これらを梨子は経験して、自分の中に取り込んできたのですね。

 ここから後半にも登場する「音」という単語は、そうしてできあがった梨子の心そのものと思っていいでしょう。

 

 あ、ここからはもう少しサクサク進みますので、ご安心を。 

 

 

 

 

ずっとずっと眠ってたの?

心の熱い願い

目覚めてって あの日きっと呼ばれてたと気がついた

 

 「呼ばれてた」と受け身になっていることから、「眠っていた」「願い」は梨子のものであると分かります。

 一応、「呼ばれてた」は梨子の経験、そこから別の誰かに対して今度は梨子が「眠ってたの?」と呼びかけている、という様にも解釈できます。

 ここでは歌詞の流れを大切にしたいので、梨子のエピソードを追いかける形(梨子が眠ってた軸)で考えていきます。

 

 「あの日」は一期2話、「気がついた」のは一期10話のことを指しているのでしょう。

 2話で千歌がベランダで梨子をスクールアイドルに誘ったときから、千歌は梨子がピアノへの情熱を取り戻す手助けをしたい、と考えていました。

 対して梨子の心が「目覚めて」と呼ばれていたのだと気づくのは、一期10話で千歌が「ピアノコンクール、出てほしい」と語る一連のシーン。

 

 2話の時点で梨子が千歌の誘いを、その様に捉えていたかは定かではありません。

 ただ梨子は、ピアノへの気持ちを残したままスクールアイドルをはじめることを「千歌ちゃんに失礼」と考えていました。

 それに対する千歌の言葉のニュアンスは「スクールアイドルを続けて、またピアノに前向きになれたら弾けばいい」というものでした。

 そうした経緯から、スクールアイドルを続けることと、(スクールアイドルとは別に)桜内梨子としてピアノに取り組むことは、一旦切り分けて考えていたのではないでしょうか。

 だからこそ、ピアノコンクールには出場しないという決断を(迷いながらも)一度は下したのでしょう。

 

 また、「気がついた」と過去形(経験、継続のニュアンスを含むことから、英訳するなら現在完了が近いのでしょうか?)になっています。

 ちょうど気づいたという視点であれば「呼ばれてた」でいいでしょうし。リズムや尺はいくらでも調整が効くはずです。

 時系列は不明ですが、自分に対して一歩引いたところから、「気がついた」という事実を語っています。

 それを踏まえた上で、サビに突入します。

 

 

 

ひとりで向かう鍵盤だけど

感じる…ひとりじゃない

 

 「気がついた」に対して、「感じる」のははっきりと、現在の梨子の感情。

 「ひとりじゃない」といえば、もちろん(サンシャイン!!的には) Aqoursの「想いよひとつになれ」です。

 

「かけがえのない日々を(ここで)積みかさねて(ひとつひとつ)

いまさらわかった(一緒だよね) ひとりじゃない」

 

 アニメには登場しないこの部分。

 歌詞を書いたのは千歌であり、同じワードが梨子のモノローグとして用いられるのは、まさに想いがひとつになっていることの表れといえるでしょう。

 これが抽象的な心情の変化を言っているのか、具体的に1期11話のコンクールのような状況なのかは、どちらに取ることもできます。

 個人的にはここから「想いよひとつになれ」に対応している、コンクールで自分を乗り越えた時の心情なのではないかと考えています。

 二番の頭と時間の繋がりを考えるなら、控え室でメンバーと同じシュシュを見つめ、これから鍵盤に向かおうとするシーンをイメージするのがいいかもしれません。

 

 

 ここで、ちょっとした余談を。

 ラブライブ!ファンの方には、「もうひとりじゃないよ(高坂穂乃果)」を連想する方もいらっしゃるでしょう。

 こちら、「ユメノトビラ」「想いよひとつになれ」「WATER BLUE NEW WORLD」を手がけた佐伯高志氏作曲の、初のラブライブ!関連楽曲です。偶然にしては出来すぎです。まあ、問題のPianoforte Monologueは違うけど。

 あくまで印象ですが、佐伯氏作曲のラブライブ!関連楽曲には、「夢」や「繋がり」を歌詞のテーマにした曲が多いような気がします。

 ラブライブ!の曲は曲が先で詩が後に作られるようですが、これは何か意味のあることでしょうか。

 

 また、考えてみれば「夢なき夢は『夢』じゃない」といい「もう『ひとりじゃない』よ」といい、穂乃果のソロ楽曲にはサンシャインの物語で重要な意味を持つ言葉が含まれています。

 ひょっとしたら「待ってて愛のうた」は「Snow halation」のみならず「愛は太陽じゃない?」に対する曲なのでしょうか。

 あるいは、「笑顔」と「幸せ」をテーマにした曲が今後重要なポイントで出てくるのでしょうか。想像は膨らむばかりです。

 もっと言うと、海未のソロ楽曲は「私たちは未来の花」「勇気のReason」の二曲。

 サンシャイン!!二期のOPとEDは、それぞれ「未来の僕らは知ってるよ」「勇気はどこに?君の胸に!

 ……考えすぎでしょうか?

 

 閑話休題、歌詞の内容に戻りましょう。

 

 

気持ちはいつも繋がってるね

信じることができるから

なんでも恐れずやってみようと決められる

強くなれるの

 

  「なんでも恐れず~」というのは、今後の梨子のあり方を表現していると考えられます。

 後半の「ピアノなら伝えられそう」に繋がっているとも取れますね。

 その強さを得ることができるのは気持ちが繋がっているということによるので、これも「ユメノトビラ」から継続して曲中で語られてきた内容です。

 (再びちょっとした余談ですが、こういった要素はそれ以前に「No brand girls」でもチラリと触れられています。この時は、どちらかというと「自分からもっとチカラを出してよ」の方がメッセージが強かったですね。ここにも流れを感じます。)

 

 

 

ふるえるほど緊張しても 私を待つ場所へ

向かおうと 息吸ってから大きく踏み出した 

  

 これはまさに、ピアノコンクールの光景です。

 一度は失敗し、挫折したコンクールの場へ。同時に、Aqoursのメンバーは予備予選のステージへ。

 一歩一歩踏み出していく演出に、「離れていても心はひとつだ」と思わされた視聴者も多いことでしょう。

 梨子の視点では、ここで自分のピアノに対する気持ちに答えを出して、仲間とともに次のステージに立たなくてはいけない。

 ステージで失ったものは、ステージでしか取り返せないのです。この辺りは、Aqours 1st LoveLive! で計らずも体現された部分でしょう。

 「私を待つ場所」は、具体的なエピソードとして千歌は前話で梨子に対して「どこにも行かないで待ってるから」と告げているので、それに対応しています。

 

 

そっとそっとあやす様に

指先動かしたら

微笑んでアルペジオ さあ自由になれる

 

 ここまでの流れで考えるなら、これはピアノコンクールの演奏中の光景。

 であれば「あやす」対象は梨子自身です。ここまで来て、これが単に指の動きや技術の話だとは考えづらいですし。

 ピアノでなら自分の心を表現できる(これは後の歌詞に表れている)梨子なので、ここでのニュアンスは「自分に言い聞かせる」という様なものでしょうか。

 少々硬い表情からはじまった梨子の演奏。柔らかい演奏から、表情も緊張を残しつつ、和らいでいく。

 

 

 「自由になれる」というのは、幼少期に梨子がピアノを弾いているときに持っていた「羽が生えた」「キラキラになる」という感覚のこと。

 歌詞に表現されるのが「羽が生えた」方のニュアンスなのは、スクールアイドルに象徴される「輝き」に対して、ここではピアノに対する「自由になれる」気持ちを見つけたことを指しているのでしょう。

 

 また別の解釈としては、二番サビに対する前置きとして。

 メロディーを届けたい「あなた」に対する梨子の寄り添い方という考え方を提示しておきます。

 梨子がそうであった様に自分のあり方に迷いを持っている「あなた」に対して、強くなった梨子が背中を押す光景。

 これは1期8話(千歌)、11話(曜)、2期12話(梨子自身)で見られる、背中を押す役割としての梨子の姿と重なります。

 

 この三行は梨子と「あなた」のどちらに向けてのメッセージと取るかで、全体としても細かい部分でも、読み方が異なってきますね。

 例えば自分に向けているならば 

 あやす様に指先動かす

→微笑みながらアルペジオ

→自由になれる

 

という順序で緊張から心が解放されていく様子の表現なのですが、これが「あなた」に向いていると 

 あやす(目的)

→微笑んで(呼びかけ)

→指先動かしてアルペジオ(背中を押す表現)

→自由になれる(結果に対する希望、暗示)

 

と読むことができます。

 どちらにしても梨子の優しさと強さが表現されている、大好きなパートです。

 

 

 

 

あなたを音で抱きしめたいの

受けとってこの想い

 

 先ほどふた通りの解釈を示したのは、前半の解釈がこれまでの部分の一つの結びに、後半の解釈がそれを受けてここからの起点になっているからなのでした。

 弾いている曲は、自由になった自分から「あなた」へ送る曲、というわけですね。

 この「あなた」が千歌なのかどうか、ということについては私ははっきりと「そうです」と言えません。

 千歌かもしれないし、バトンのように曜へ、あるいは別の不特定の誰かへ向けたものになるのかもしれない。

 コンサート会場に駆けつけてくれた、自分を支えてくれた、母親に向けたものだったのかもしれません。

    将来的にラブライブ!サンシャイン‼︎というコンテンツが区切りを迎えた時、逢田梨香子さんと梨子の関係性の曲になっているかもしれません(サンシャイン‼︎の終わりについては、逢田さん自身も何度か言及されていますしね。)

 それら全てへの感謝の曲、励ましの曲、旅立ちの曲、そういった意味合いを持っているように感じられます。

 

 

 三たび余談ですが。

 私はこの「Pianoforte Monologue」の試聴版を試聴したとき、直感的に「ようりこだー!」と感じました。

 サビ前までが自分のこれまでを、サビで曜への励ましを歌っているように聞こえたものです。

 後から考えたことですが、理由の一つは、梨子が自分の壁を乗り越えたとき、一歩先に自分の気持ちと向き合っていた千歌に対して、曜はそれができていなかったこと。

 二つめは、最終的に二期12話で二年生三人の、13話で曜と梨子の絆が明示されるまで、この二人の関係性を示すシーンが(あれだけ一緒にいるにも関わらず)少なすぎるから。

 三つめは、先ほども話題にした通り、梨子が曜と千歌の関係性のために行動を少し改めているから。これはお節介なのですが、曜から見て千歌、梨子との溝を感じた時期があったのも間違いないことです。臆病になっていた曜を励ます梨子、という側面が二年生ズの一部にはあったのでしょう。

 フルサイズを聴いたことで、この考えは曲全体の一つの捉え方に過ぎないと思い知らされるわけですが。

 

 閑話休題。 

 さて、冒頭以来の「音」という単語です。ここでは「想い」がそのまま「音」と対応しています。

 「音」という言葉の持つ意味は冒頭と変わりませんが、それに「ありがとう」の「想い」という方向性をつけて形にしています。

 「このメロディー」がどの曲に相当するかということについては、私は「想いよひとつになれ」であると思います。

 「Pianoforte Monologue」はあくまでもモノローグ。冒頭の「音」に対応するのが「Pianoforte Monologue」で、それに方向性をつけたものが「想いよひとつになれ」なのでしょう。

 

 

 

 

ありがとうって声届けたくて

弾いてるつもり このメロディー

なんて大げさに聞こえるかな でも本当よ

忘れないでね

 

 控えめながら、強いメッセージを伝える部分。

 「ありがとう」に関するヒントを間接的にでも得るために、ラブライブ!楽曲の歌詞をいくつか挙げておきます。

 

 まずはAqoursの楽曲。まずと言いながら「WONDERFUL STORIES」ですが、「一緒にいてくれてありがとう」と序盤に歌っています。これがどうやら正解っぽいぞ。

 μ’sに移って「Music S.T.A.R.T!!」では、「素敵な出会い」「信じるチカラ」「熱いときめき」「負けない気持ち」

 この四つと「ありがとう」の間に入る補語は「に」か「を」だと思いますが、後三つは「夢」に対応するワード。「素敵な出会い」はBDに収録された二期4話で梨子が感じたものですね。

 「ミはμ’sicのミ」では、意訳ですが、積み重ねた時間という宝物を共に過ごした友達への感謝。こちらは「WONDERFUL STORIES」に繋がりそうな気配がします。

 

 CYaRon!の「P.S.の向こう側」にも用いられていますね。こちらは先人の方々が考察されているのですが、個人的な手紙の内容ですので、ここでヒントになるかは怪しいところです。割愛。

 でも、個人的には大好きな曲の一つです。この曲は聴き手にとって「ありがとう」を解き明かしていく曲だと思っているので、ここでひょいっと抽出とかできませんっていうだけです。

 

 ともかく。弾いている曲が「想いよひとつになれ」であると考えているので、ここでは「一緒にいてくれてありがとう」のニュアンスで捉えていいでしょう。

 ただ、一緒にいてくれたことの何にありがとうなのか、というヒントとして、ちょっと他の曲も気に留めておきたいかな、ということで。

 

 

 

ピアノなら伝えられそう みんなには感謝してること

だから だから何度でも弾きたい喜びの調べを

  

 この「ピアノなら」とは、本来なら感謝を別の方法でも、具体的には言葉でしょうけれども、伝えたいのでしょう。

 けれど、それができない。ならば自分にできる方法で精一杯表現しようと。

 (なぜできないのかは、最後に考察しています。)

 

 さて、アニメ二期3話での梨子のセリフに、こうした「限られた中での最善を尽くす」考え方の一端を見ることができます。

 

(ラブライブ!予備予選と学校説明会の日程が被ってしまい、4人と5人に分けてパフォーマンスをせざるを得ない、となっている状況を受けて)

 良くはない。けど、最善の策をとるしかない。

 私たちは、奇跡は起こせないもの。

 この前のラブライブ!の予選のときも、学校の統廃合のときも。

 だから、その中で一番いいと思える方法で精一杯頑張る。

 それが私たちじゃないかって、思う。

 

 これはどちらかというとネガティブなシーンで用いられた言葉でした。

 それでもやりたいことの中、できる最善を尽くそうという梨子の前向きな決意が滲む言葉でした。

 

 こうした考え方があってか、あるいは初心にかえるためか、2期12話、13話でそれぞれ「想いよひとつになれ」を、あるいはそのアレンジを演奏しています。

 一期10話で「海に還るもの」を「そんなにいい曲じゃないよ」と謙遜していた梨子ですが、梨子を象徴する曲のひとつになっているのが感慨深いですね。

 

 また、「何度でも弾きたい」は同じ曲をではなく、Aqoursなり桜内梨子としてなり、曲をもっと作ってたくさん届けたい、という気持ちの表れとも解釈できます。

 「何度でも」というのは、スクールアイドルたちにとって非常に難しい言葉です。

 当然、文字通りの「何度でも」つまり永遠はあり得ません。

 限られた期間の中で活動するスクールアイドルにとっての永遠とは、思い出であり、あるいは記録であり、語り継がれる伝説です。

 けれど、そんな今を最高にしたい、一方で、いつまでもこの時を過ごしていたい。けれど、その先に胸を高鳴らせている。

 そんな複雑な気持ちが凝縮されているのが、「何度でも弾きたい」という言葉。

 それを「喜びの調べ」と梨子が表現しているのは、スクールアイドルになってよかったと心から思えた証拠といえるでしょう。

 

 

あなたを音で抱きしめたいの

受けとってこの想い

ありがとうって声届けたくて

弾いてるつもり このメロディー

なんて大げさに聞こえるかな でも本当よ

忘れないでね

出会えて嬉しくて…本当なの忘れないでね

 

 二番サビと同じ歌詞の後、「ありがとう」の中に含まれていた気持ちに「出会えて嬉し」いというものが含まれているとわかります。

 「出会えて嬉しくて」の後には当然それに続く(あるいは代る)何かがあるはずですが、それを言葉で表現しきれない。

 ここに何もないのなら「出会えて嬉しいの」で十分ですからね。

 それを表現しきれないからこそ、(言葉にできないけれど)「ピアノなら伝えられそう」だったのだ、と考えます。

 行間に、控えめさを感じますが、はっきりとした念押しに強い気持ちを感じますね。

 

 

 で。

 これで「Pianoforte Monologue」の歌詞は一応一通りは見たことになります。

 それでは、簡単なまとめに入ります。

 

 ・梨子は経験を積んだことで、「夢」と「涙」すなわち「輝き」と「強さ」と「優しさ」を得た。

  (あるいは再発見、再認識した。)

 ・この曲はそんな梨子が歩んできた道のりとこれからの姿を、梨子の音(=心 =モノローグ)という形で表現している。

 ・この曲では伝えきれない感謝の気持ちを、精一杯のピアノで伝えようとする姿勢を見ることができる。

 

 こうしてまとめてしまうと、歌詞そのままな気が……?

 振り返ってみれば、歌詞はいたってストレートです。

 その奥に潜む感情まで言語化しきれないからこその、Pianoforte(ピアノという楽器のこと)によるモノローグ。

 音楽記号としては、「ピアノ(弱く)の後にフォルテ(強く)で演奏せよ」。

 梨子の心が全て詰まった大切な曲として、これからも聴いていきたいと思います。

 

 

 そんなところで、初めての考察記事を締めさせていただきます。

 書き慣れない長文でしたが、お読みいただいた皆様、ありがとうございます。

 またお会いすることがあれば、その時はよろしくお願いいたします。

 

 

 

はじめましてのご挨拶(ぶろっく)

 

 はじめましての方は、はじめまして。

 Twitterやpixivでお会いした方は、こんにちは。

 あるいは、お久しぶりです。ぶろっくです。

 

 主にラブライブ!ラブライブ!サンシャイン!!について、ちょっと思ったこと、考えたことを残しておこうと思います。

 楽曲についてかもしれませんし、登場人物について、人物同士の関わりについて、ライブについて。

 内容は特に制限しませんが、とにかくTwitterでは書ききれないな、と思ったらこちらにまとめよう、と。

 

 普段(?)は割と、二次創作界隈におります。

 ちょっと文章を書いたりしています。

 自分で書くのは主に人物に対する考察の結果としてのアウトプットなので、パラレルものであったり完全な捏造ものであったり、そういうものは書けません。技術的に。

 (好き嫌いで言えば、大好物ですが。ええ。)

 

 仕事しつつ、話も書きつつ、それで学生時代からただでさえ遅筆なので、そんなにバシバシ書いていくことはないと思います。

 それでも書きたいな、と思ってしまったので、書いていきます。

 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 感想なども、戴けると嬉しいです。

「読みづらい!」ごもっともです。

「分からん!」ごもっともです。

「長い!」お時間のあるとき、暇つぶしにどうぞ。

 

「この辺が自分の解釈と違う」

「その視点はどうなんだ、こっちじゃないのか」

「この辺が面白い、なるほど」

 そういうやりとりをさせて戴けるような文章を書けるように、ゆくゆくはなっていきたいものです。

 そういう訳で、お時間がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。