はじめに
毎週、土曜の夕方にならないと筆が進まないのをなんとかしたいと思ってはいて。
うーん……月火あたりには投稿できるといいんですけどね。
まあ、書こうと思ったタイミングで、自分のペースでね。やっていきましょう。
その歌は誰の歌?
曲を作るとは、どういうことなのか。
今まで虹ヶ咲の展開の中で、侑や“あなた”が「ニジガクのみんなが輝けるように」という方向で活動していることは非常に多かったように思います。
けれど、侑は今回、自分のチャレンジとして、スクールアイドルフェスティバル兼文化祭の主役の一人として、曲を作ろうとしていました。
「ランジュは最高のプレーヤーだから。
ランジュだけじゃない、他のスクールアイドルだって、きっとそうだ。
自分の存在全てをステージにかける。そういうものなんだ」
自分達がそうある必要はない。
ミアはプロの作曲家として「要求されたものに応えればそれが答えだ」というアドバイスを送ります。それは、きっと彼女の経験から、正しさの一つなのだろうと思う。
そして、それを目指すのならランジュの言うように、その道に集中するのが正しさかもしれない。スクールアイドル同好会にいる必要はないし、ファンであることをやめる必要もない。
ん〜。ミアもミアで、侑のことを認めているからこそ、音楽家としての言葉をかけるんだけど、侑のそれは「花開いていない、表現の方法が異なるスクールアイドル」っていう感じだからそこの違和感なんだなあ #虹ヶ咲
— ぶろっく (@kitakaze34622) 2022年5月21日
けれどそれは、侑の描いたスクールアイドルフェスティバルの姿とは、どこかきっと異なっている。
I believe in it ただただ真っ直ぐに
行き先は一つだけ 夜かける渡り鳥
侑がトキメキを目指すきっかけになるのは、せつ菜の歌声。
方法は違うけれど、侑の中には「彼女たちに近づきたい」「自分の中の何かが始まったのなら」という気持ちは、ずっとあって。
“TOKIMEKI Runners”は虹ヶ咲のライブで、何度も披露された曲。
ニジガクのみんなが歌うために、ひとりのメンバー*1が考えた曲。
だから、以前の「夢がここからはじまるよ」とは全く異なるんですよね。同じものをみんなでパフォーマンスするのはニジガクの方向性とは少し違う。
TOKIMEKI Runnersは「グループとしてではない全体曲」だっていう、それは結構感覚的なことだけど、その感覚が共有できるからこそニジガクのメンバーがみんなで歌えるのよね #虹ヶ咲
— ぶろっく (@kitakaze34622) 2022年5月21日
侑の作る曲ならみんなが納得して歌うと思うけれど、それを侑が聴いてときめくかというと、「いつものみんなと少し違う」と感じてしまう可能性も、多分にあるわけで。
けれど、今回侑は100%といってもいい、自分のことを形にした曲をみんなに託しているんですよね。
それってすごい信頼だなあ、と思う。それに、みんなが侑のことをすごくよく知っているからこそ、侑以上に侑の魅力を引き出せるのかもしれない。
自分のことに鈍感な侑だからこそ、これがスクールアイドルとしてベストなパフォーマンスというか。アニガサキの同好会メンバーこそが、このステージでは侑というスクールアイドルのいち側面というか。
せつ菜の衣装
あの日から変わりはじめた世界
どうしても少しだけ触れておきたいのが、せつ菜の衣装。
アニガサキにおいてTOKIMEKI Runnersは新曲であり、各メンバーの衣装もライブ衣装としては初出でした。
(とはいえ、せつ菜を除く全メンバーの一期ソロ曲では衣装カットが挟まれています。*2)
せつ菜だけは、ばっちりライブ衣装としての登場があるので、これはなんでなんだろうなあ、と考えてみたり。
(アニメ一期第1話より。)
この曲って、ある意味でせつ菜が初めに目指していた「グループとしてのスクールアイドル」を、同好会らしく形にした、初心の完成形みたいなステージになったわけなんですよね。
もしかしたら、エマ、彼方、しずく、かすみの4人にも、今回の衣装が既に仕立てられていたのかもしれないですし、あるいは「各々がその時着たいと思っていた衣装」だったりするかもしれません。*3
これ、せつ菜がCHASE!の衣装を着ていることだけはかなり大きな意味を持っていると思うんだけど、どういう背景があったんだろうなあって想像しちゃうよね。そういうとこが好き。 #虹ヶ咲
— ぶろっく (@kitakaze34622) 2022年5月21日
おまけ
これは製作側のことを想像しての話なので、おまけとして。
この手を震わせるシーン、3rdライブで矢野さんがピアノを披露する際の情景を連想した人も多かったはずです。
ただ、シーンとしては全然違うシーンなので。
それでもこういう描き方をしたのは……単に「これやったらエモ演出になるくね?」というよりは、このシーンを考えた人が表現したかったものが、まさにこの瞬間に感じた感情だったから……ということなのかな、と。
どういう感情を視聴者に持ってほしいのか、それに相応しい演出はなんなのかを考えたとき、この光景だったんだろうなあ。
おわりに
The Sky I Can't Reach かあ……(チラッ)
— ぶろっく (@kitakaze34622) 2022年5月21日
ミア・テイラー「I'm Still...」MVの歌詞のこと。 - 今日も主食はカロリーブロック https://t.co/z5m0kq6C8I
サブタイトルからもう、約束されたミア回。
ランジュの行方もそうですし、栞子の加入もそうですが、今回侑にアドバイスを与え、一緒に曲を作ったミアが何を感じたのか。
今回のアニガサキで一番楽しみまである回です。
彼女の葛藤は、背景は、どんな形で生きていくのか。早く放送時間が来ないかなあ。
(今週のサムネ枠、8から連想ゲームして、たこ焼き。)
ぶろっく
さらっと見てたけど、君ら配役逆じゃなかったっけ?