今日も主食はカロリーブロック

ラブライブ!やラブライブ!サンシャイン!!に関することを、時折思いつきで書いていこうと思います。

「夢がここからはじまるよ」ファーストインプレッションのこと。

はじめに

 こんにちは、ぶろっくです。

 アニガサキ、1クール全13話。

 なんだかんだ言いながら全話楽しく視聴しました。

 

 せっかくなので、最後くらいは。

 私っぽいことをしておこうかな、と思います。

 

 夢を追う、全ての“あなた”の、そして誰より侑のための曲。

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 あ、別に考察とかないです。全部ただの感想、というか印象です。

 ちょー抽象的なやつです。それでもよろしければ。

 

 

歌詞 

Lalala… その手を伸ばして
Lalala… 夢を追いかけて

 自分のやりたいことを追いかけることの難しさ。

 それぞれの形で向き合ってきて、それぞれの形で追いかけてきた。

 違う夢を、同じ方向を向いたり、違う角度から見たり。

 でも、ステージに上がったみんなが、今届けたい気持ちはひとつだった。

 

心のアルバムに 溢(あふ)れてる思い出
溢(こぼ)れた涙だって 今輝きだすよ

 一人ひとりが、違った思い出を持っている。

 勇気を出せたこと。心が温かくなったこと。

 胸が苦しくなったこと。気持ちが通じあって嬉しいこと。

 全部全部、それを共有してくれる“あなた”が……誰かがいたから、そこにある。

 

広げた未来図 一緒にね
自由に描いて いたいけどね

 一緒にいたい人と、同じ道を目指すとは限らない。

 やりたいことが、そのまま叶うとも限らない。

 目指していたものとは違う形で夢を追うことだって、あると思う。

 こんなにキラキラして見える彼女たちだって、それは同じことなんだ。

 

出会えた大好きなら
迷わずに走りだそう

 でも。

 走るのって苦しくても気持ちいいし、 楽しい。*1

 閉じ込めてしまいがちなエネルギーを解き放ったとき。

 自分では思っても見なかったような何かが待っていたり、自分では普通だと思っていたことが、実はとんでもなく素敵なことだったり、する。

 

始まるんだ New Stories
あの日 芽生えた勇気
時を超えて今
大きく咲いていくよ

 彼女たちにとっては、スクールアイドルとの出会いであったり、侑との出会いであったり、仲間との時間であったり、それぞれのきっかけで芽生えた勇気。

 そんな、誰かと一緒にいることで勇気を出せた彼女たち。

 バラバラなようでそんな共通点を持つ彼女たちが、同じステージに立って伝えたい思い。

 自分も、誰かにとって、そうでありたい。

 

 曲の前に歩夢が語ったこと。

 音楽室でせつ菜が語ったこと。

 自分の夢を見ることだけが、「夢を追う」ってことじゃなくなっている。

 誰かが夢を叶えることも、同時に、自分が叶えたい夢でもある。*2

 

遠く響け 届け 君の想い
ほら 夢で開く新しいページ

 彼女たちが侑のために用意していたノート。

 結局作中で渡されなかったそこには、何が記されていたのでしょう。

 夢を追いかけることができる彼女たちから、これから夢を追う侑へ。

 それは、応援のメッセージかもしれない。感謝の言葉かもしれない。

 

 私は個人的に、この曲の歌詞がそこに綴られているのかな、と思いますが。

 新しいページを開くと、そこにみんなの経験してきた夢と、叶えてきた軌跡と、キラキラした未来が見えるようで。

 それは、何よりの宝物になりそうな予感がします。

 

踏み出そうよ New Stage

きっと大丈夫だよ

誰より知ってる 願いは叶うよ

新しい明日へと さあ

夢がここから始まるよ

 第13話で語られた、侑の不安。

 自信が欲しい。きっと大丈夫だって思いたい。

 

 それは、同好会のみんなが一歩を踏み出すのに必要だったこと。

 もちろんそれは、彼女たちの経験談でしかない。願いが叶うなんて限らない。でも、「願いが叶うことがある」って知っているから。その気持ちを、自分を好きになってくれた“あなた”が、自分を好きでいてくれる“あなた”が感じてくれたら、素敵だなって思うから。

 だから、彼女たちはこの曲を歌うのだと思います。

 

もう解けないようにぎゅっと

胸のリボン結んだら

行こう 行こう

あの虹の先で 奇跡が待ってる

 ここは二年生の三人ですね。ということは、他の学年パートも2番でありそうな気配ですね。楽しみ。

 女子の制服には明るくないのですが、私の場合はネクタイをイメージすると印象が掴みやすい気がする。姿勢を正して、背筋を伸ばして、堂々と歩んでいける。そんな気持ちなのかな。

 

 雨が降るから、それを耐えた先に虹がある。

 奇跡は「ある」とわかっているものじゃないけれど、何もないところに奇跡は生まれない。そういう意味で、この「虹の先で 奇跡が待ってる」という歌詞は印象的ですね。苦しいからこそ、その先に奇跡があるかもしれない。

 

名前を呼ぶ声 聞こえてくる度に
高なってく鼓動 強くね なれるんだよ
もっともっと 届け 熱い想い
ずっとずっと ありがとう

 そういえば、自分の名前を呼ばれることって、そう無い。

 本名でもそうですし、ハンドルネームでもそうですけど。意外とそういう人って、私以外にもいるんじゃないかなって思うんですよね。あるいは、名前を呼ばれるときは大抵、よくない事が起きて怒られそうなとき、とか。

 正直、彼女たちのように名指しで「いいよね、素敵」って言われる人なんて、ごく一握りだと思います。

 そうすると、こういう歌詞って自分ごととしてはピンと来ないのかもしれない。

 

 でも、逆に。

 例えばライブに行って、キャストさんを応援したりするじゃないですか。

 Twitterなんかでも、「これこれが良かった」ってツイートしたりするじゃないですか。

 そういう一つひとつの積み重ねがあって、応援されている側は「これが良い事なんだ!」っていうような自信が生まれるし、嬉しいし、どんどんいいパフォーマンスが生まれていくもんだと思うんですよね*3。それはコンテンツ、アーティスト、アスリート、なんでもいいけれど、ファンになった経験がある人なら、なんとなくイメージできる気がする。

 作中で歌う彼女たちにとって、“わたし”たちこそが、そういう声援を送りたい相手なんだと思うんですよ。なぜって、私たちが彼女たちを肯定した結果、みんながステージに立っているから、じゃないですかね。*4

 こういう応援してくれるのって嬉しい、とか。一歩踏み出せない人が自分に重なるような気がして応援したくなる、とか。

 なんというか、そういう意味では彼女たちが応援したくなる気持ちって、私たちのそれと、あまり変わらないような気がするんですよね。相手が違うだけで。

 

始まるんだ New Stories
あの日芽生えた勇気
時を超えて今
大きく咲いていくよ

遠く響け 届け 君の想い
ほら 夢で開く新しいページ

踏み出そうよ New Stage
きっと大丈夫だよ
誰より知ってる 願いは叶うよ

新しい明日へと
さあ夢がここから始まるよ

 ということで三ヶ月、アニメのニジガクを毎週楽しんできて。

 正直、私はスクスタのストーリーが好きだし、その物語の中で葛藤する彼女たちが好きなので、アニガサキを見ながらもやもやしていたところは、多々あります。

 けど、そんなモヤモヤがあったから「どこが面白かったのか、作中のみんなは何を考えていたのか」を真剣に考えてきた、気がする。

 誰かのことを理解する、というのはちょっと難しいのだけど、誰かのことを考える、というのは楽しいんだなと。そんなことを改めて感じた三ヶ月間でした。

 

 アニメの今回に関するブログは多分また書きますが、ひとまず勢いのあるうちにこれだけ残しておこうと。

 ではまた、近いうちにお会いしましょう。

 

 

ぶろっく

 

 

 アニメ画像の出典:記載がない場合、すべてラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第11話(©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)より

*1:必ずしも、ランニングという意味での「走る」とは限らない。やりたいことに夢中になるのは楽しいよね、ということ。

*2:というと、思い出されるのは「ハルカカナタ」における彼方と遥の関係ですね。彼女たちは、互いが夢を叶えることを自分の夢として捉えていました。

*3:いやらしいことを言えば、そういうのを運営が見ていけば、コンテンツがそういう方向に進むこともあろうしね。

*4:いや、消費者だからそれはそう、みたいな話は置いておくとして。