今日も主食はカロリーブロック

ラブライブ!やラブライブ!サンシャイン!!に関することを、時折思いつきで書いていこうと思います。

「CHANGELESS」試聴の歌詞を読む。

 

 こんにちは、ぶろっくです。

 聴きました。

 

www.youtube.com

 

 

「Braveheart Coaster」「CHANGELESS」「コドク・テレポート」

 三曲入りのシングルが12/4に発売されます。

 一曲目から三曲目まで「こういうの好きやろ?」 と言わんばかり。

 

 

好きです(大声)

 

 

 特に印象深いのは、やはり二曲目の「CHANGELESS」*1です。

 

 個人的には、ラブライブ!楽曲の楽しみ方のひとつに

「これまでの曲との繋がりを探す」

というものがあると思います。

 アニメ挿入歌や関連楽曲の物語性なんかが分かりやすいところですね。

 

 この「CHANGELESS」にも他の楽曲で語られてきたモチーフが描かれ、試聴の段階ながら「あの曲と関連しているのかな?」なんて考えることもできます。

 そんなことも気にしながら、早速歌詞を読んでいきます。

 

 

 

 

(注:歌詞は試聴段階での耳コピです。また、表記は想像です。)

 

誰の忘れ物だろう

片方だけ埋もれていたサンダル

 

 サンダルが埋もれているのは、場所は砂浜でしょうね。

 

 この歌詞から読み取れるのは、

・サンダルの持ち主が私ではないということ。*2

・忘れた人は多分、サンダルを履いてこなかったであろうということ。

・つまり今、その人はサンダルを履いていないということ。

 

 履いてこなかった靴をある場所でだけ履くというのは、ちょっと変身っぽいニュアンスを感じますよね。シンデレラとか。

 スクールアイドルと衣装との関係も似たようなものかもしれません。

 

 

拾ってみたら

熱い砂の季節へと 思いが飛ぶ

そうだ 汗と涙 海の匂いだった

 

 サンダルといえば、夏。 

 拾ったサンダルから思い出される、自分の経験した季節。

 匂いや感覚で覚えている、ちょっと朧げな記憶。

「そうだ」から、そんな寂しさも感じ取れますね。

 

 そういえば二年生の「Marine Border Parasol」*3にも、

 

サンダルを手に持って 冷たい砂 踏んでいると

灼けそうな暑い日が 懐かしい気がしてるよ

 

という、歌詞がありましたが、その後の歌詞は少し違っています。

「Marine Border Parasol」では僕らは笑いあっています。

 けれど「CHANGELESS」では、ひとりで歩く姿が描かれます。

 

 それに、かたや「だった」と明確に過去のもの、かたや「懐かしい気がしてる」とそこまで遠い過去ではないものとして歌っています。

 もしかしたら「Marine Border Parasol」のその後を描いた曲なのかも。

 

 

急いで上を向かなくちゃ きっとまた溢れる

青い季節

あの日へと帰りたくなる

  

「(涙が)また溢れ、そしてあの日(=青い季節)へと帰りたくなるから、急いで上を向かなくちゃ」

 読み替えると、こういうことになります。

 

「青い季節」は空の青、海の青さに加えて、己の青さ・未熟さを示した表現かと思います。

「熱い砂の季節」=「青い季節」=「あの日」であり、おそらく「遠く過ぎ去った夏」です。

 

 そういえば……

 夏が過ぎ去る、といえば「夏の終わりの雨音が」という曲があります。

 この曲の千歌パートはまだほとんど公開されていませんが、夏のまさに終わった時点を歌っていた千歌が、「Marine Border Parasol」を経て、どんなソロパートを歌うのかが楽しみでなりません。

 彼女のパートで前を向くきっかけを作るのか、あるいは……。 

 

ここで待っていると伝えたいけれど

言葉は宙を舞って 空へ消えてく

 

「ここで待ってる」といえば、「海岸通りで待ってるよ」です。

ずっと、まってるー! 

 

 その声はもう空に消え、届いていないと分かっている。

 きっと伝わったはず!来て!と期待していた「海岸通りで待ってるよ」とは、えらい違いです。

 感情がマイナスに振れそうになるのを堪えているかのような歌詞が多いのが特徴の曲ですが、こうやって現実は突きつけられる。

 

 

ここで待っていると伝わればいいな

ひとりで歩く海辺は

潮騒だけ聞こえる

 

 それでも期待してしまう。

 “あの日”は海岸通りに来てくれたから、なのかもしれない。

 それとも、来てくれなかったからこそ、次は見つけてくれるはず、なのか。

 

潮騒(しおさい)」というのは、波が大きい音を立てることを、あるいはその波音のことを言います。

 声が空に消えたのも、波に飲まれてしまったからという側面も大きいでしょうか。

 

 潮騒「だけ」というのも引っかかります。

 例えば砂浜を歩いているなら、自分の足音が聞こえてもいいはず。

 自分の歩く道が、今は不確かである、という表現なのかもしれませんね。

 

 

いつか またいつか

いつか会えるからと呟いた

さあ君は 新しい道へ

 

 二番の歌詞が空いているので、この時間軸での「会える」の意味は計りかねますが、この歌詞も大切ですね。

 まずはこの曲と最もつながりの深そうな「Marine Border Parasol」

「いつかまた会えること 潮風が知ってる」

  

 そして、CYaRon!の「P.S.の向こう側」*4

「また会えるはずだから きっと その日を待ってる」 

 

 同じくCYaRon!の「サクラバイバイ」*5

「教えてくれたこと 忘れないと誓いましょう

だからまた会う日は 遠くない未来」 

 

 結局のところ「どうしたら」会えるのかは分からないのですが。

 二番以降も同じ海岸にいるとしたら、呟きも消えてしまいますよね。

 それに「君は」という 、まるで自分は新しい道へ進まないかのような……。

 

 

いつかまた会おうよ 

 

 自分はここにいるから、会いに帰って来てね。

 ここまでの歌詞を読む限りだと、そんな風に読むことができます。

 

 うーん……全体に、ちょっと消極的な読みでしょうか。

 二番を聞いたら違うのかもしれませんし、「君は巣立って、私もここで頑張っているけど、やっぱり、あの日々のことを、時々思い出すんだ」くらいのニュアンスかもしれませんけどね。

 

 

 君は新しい道へ、と言っているからには、タイトルの「CHANGELESS(=変わらない、変わり難い)」なものはなんなのか。

「Marine Border Parasol」では「僕らの夢の色は変わってくと気がついた」と歌っているわけですし。うーむ。

 

 思い出は変わらないかもしれないけれど、ちょっとあやふやになることもあるし。

 うーん……モヤモヤしながら、フルを楽しみに発売日を待つとしましょう!

 

 とりあえず、今回の記事はそんなところで。

 

 

 

 

ぶろっく

 

 

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*1:作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:前口 渉

*2:自分のものだということを忘れているだけかも、あるいは意図的に自分から引き離そうとしているのかもしれません。

*3:作詞:畑 亜貴 作曲:Akira Sunset、ulala 編曲:高田 暁

*4:作詞:畑 亜貴 作曲:岡本健介 編曲:渡辺和紀

*5:作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:高田 暁